人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

ハラスメント諸々

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-0136.html
マタニティハラスメント認定された事業者が初の公表ということで。

取り上げたブログの論点は、妊娠を理由とした解雇はそもそも違法なのだから、ハラスメントという表現で再定義するのは違うんじゃないか、ということであるが。
もちろんマタニティハラスメントなど論外である(違法だし)。

しかし何故そんなことが起きてしまうのか、といったことを考えると、コンプライアンス意識の低さとか、社畜文化と同調圧力とか、メンバーシップ型雇用の弊害とか、わかったところでどうにもならない原因しか思いつかない。
しかしながら、昨日のエントリーで取り上げた、リモートワークについての大きな流れを考えると、状況は徐々に改善していくのかな、という印象も持っている。

労働人口が今後大きく減少していく中で、優秀な社員に快適に、効率的に、長く働いてもらうという方向性は、日々強まっているように感じるのだ。
ただし、「優秀な社員に」というのがキモで、全体としてより良い方向に向かうトレンドはあるものの、イマイチなパフォーマンスの人材は、イマイチな環境の中でしか機会がなくなっていくことも予想される。

社会の発展が加速していく中では、最先端のグループと、取り残されていくグループとでは、大きく差が開いていくので、そこは気を引き締めて、自分を磨いていこうと思う次第。
まぁ、ご参考ということで。