人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

脱藩者としてのプライド

一度転職をするとわかるけれど、最初に勤務した会社がどこか、というのは職業人生で後々まで影響がある。
小生は新卒で銀行に入った人間だが、20年近く経った今でも、何となく周りから、銀行出身者としての期待値を日々感じている。

気にしすぎといえばそれまでなのかもしれないが、社会人としての基礎教育を受けたのは銀行であり、その恩はずっと負っているものだと思う。
そういう意味では、たとえ転職し、どれだけ身を持ち崩そうとも、「やっぱり◯◯銀行出身者は違うよね!」と言わしめるのが、脱藩者としてのプライドだと思っている。

なので、様々な事情で職歴を重ねていくことは、大いにあると思うが、一つ一つ転職をする度に、脱藩者として正しい振る舞いをする責任は、どんどん増えていくのだと思う。
もちろん酷い会社があることは事実だが、その覚悟なしに転職を重ねていくのは、個人のキャリア云々以前に、人としての在り方が問われると思っている。

簡単だが、まぁ、ご参考ということで。