人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

何処の国でも大事なこと。

今日、たまたま外資系企業の人事の方とお話しする機会があった。
小生の経験上、外資系企業というのは、日系企業と比べて、システマティックに組織や役割を構成している、という感覚があったのを前提として。

お会いした外資系企業では、人を探していて、どんな方を探しているのか、という議論になったのだけれども、結構定性的なというか、対人折衝力を重視した人物探しをしていて、日系企業の採用と近いものを感じた。
例えばストレス耐性とか、コミュニケーション能力とか、探しているポジションが、所謂「ミドル」に属する部隊だから、というのも有ると思うけれど。

そんな中で、求人票に書かれない(書ききれない)適性のお話しになった時に、過去採用してすぐにお辞めになった方々の傾向として、前職の経験、成功事例に固執して、今の会社でうまく適合できないばかりか、会社批判に発展してしまう方、というお話しをお聞きした。
同じ外資系企業、同じ業界といえども、個々の会社ごとに置かれている状況、選択しうる戦略オプションはマチマチで、「前の会社ではこうだった」という話をされても、それはやっぱり今の会社ではフィットしないことも多々あるわけだ。

この辺の話は、やっぱり洋の東西を問わず、同じなんだなと改めて思い知らされた次第。
このレベルの話は、外資内資問わず、会社が人間の集まりである以上、とても大事なこと。

まぁ、ご参考ということで。