人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

スキル、経験のアピール。

よく求人票に、「◯◯の経験5年以上」などの表現がある。
ちなみに、小生がエージェントとして求人票を書く場面では、あんまり年数を記載することはしなかった。

というのは、あんまりデジタルなフィルターを掛けて、優秀だな、支援したいな、という人が選考から漏れてしまうのは、関係者全員にとって勿体無いと思ったから。
逆に言えば、経験年数が長いからといって果たして「デキる」とは限らないという、採用企業側が常に持っている不安を解消できるアピールができれば、可能性はあるということだ。

もちろん決算業務とか、新卒採用とか、通年で動く業務は、何年か「回した」経験は大事だと思うが、それとて「4年経験と5年経験の何が違うのか」を論理的に説明できる人は少ないはずで、それら以外の業務をやいわんや、である。
アピールの方法論としては、長い経験のメリットを否定するような話は差し控えておいて、短い経験なりに、どの様に学び、その中でどの様な困難があり、それをいかに努力と工夫で克服したかという、ストーリーと行動、コンピテンシーを語ることで、自身のキャラクターを伝え、最終的には転職先の新しい環境でも、同じ様にキャッチアップして早期に活躍できる、という結論に持っていくことだと思う。

それを聞いた企業に「確かに経験豊富でも、ウチの会社に馴染めなきゃなぁ…」と思ってもらえれば、とりあえずのハードルはクリアではなかろうか。
小生が転職ばかりで長い業務経験が無いことによる強弁では無い(笑)。

まぁ、ご参考という事で。