人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「キャリアの一貫性なんてマジ無用」か?

昨日、小生の周辺でこんな記事が回ってきた。

とても(ワクワクすると言っていい)冒険的なキャリアを積まれた女性の例を引き合いに、キャリアの一貫性など都市伝説で、エージェントの言うことを盲信してはいけない、という様な趣旨だ。
小生も、そんな冒険的なキャリアを積んだ方に何度となくお会いしてきたし、そういう自分自身も似たような人種の一人だったりもする。

それを踏まえて、キャリアの一貫性が必要か、「マジ無用」かで言うと、「人による」というマジ普通な回答になると思っている。
世の中には、時間と経験の積み重ねが必要な職務があるので、そういうキャリアを志向する人には、それは一貫性が大事だし、そうでないのならば、いろいろ経験の幅が広がるような、その場の出逢いに導かれるようなキャリアもアリだと言える。

ただ、元記事の女性のようなキャリアはとてもエキサイティングだと思うけれど、実は世の中の大半の人は、それほど変化を志向していないと個人的には感じている。
もちろん変化を恐れていると、世の中から取り残されるリスクはあって、ちきりん氏は変化せよというスタンスがベースにあるのだと思うが、積極的に自らの環境を変化させる志向の人、その変化を楽しめる人というのは、世界的にもどちらかと言えばマイノリティなんじゃなかろうか。

何が言いたいかというと、変化を志向していない人、もっと言うと環境変化に適応力が高くない人が、無理に変化をさせていくのはとてもストレスフルだし、キャリアによっては一貫性が大事な場面もあるので、無闇矢鱈に一貫性を放棄するのは、リスク高いよと。
誰でも彼でもキャリアの一貫性が大事というのは言い過ぎだけれど、「マジ無用」も、やや言い過ぎに感じたので。

まぁ、ご参考ということで。