基本的に、とにかく本音で語りましょうよ、ということである。
エージェントにとって、転職を考えている人の転職理由は、提案の生命線だろう。
紹介する案件は、基本的に転職理由に対する解決策になっていないと、話がおかしくなってしまう。
なので、転職者が語るその理由がオブラートに包まれていると、どうにもトンチンカンな展開になっていく。
確かに、よく知らないエージェントや、交渉相手の人事に本音をさらけ出すのは抵抗があるかもしれない。
「もっと給料が良くて楽な仕事を」なんて言うと怒られるのではと心配かもしれないが、それはそれで一つの考え方だと思うし、そういう仕事も人によってはゼロではない。
少なくとも小生の場合は、無ければ無いと答えておしまい(の筈…)。
もったい無いのは、本音を隠している人というのはなんとなくわかってしまうし、転職のロジックが崩れているので(キャリアアップ志向なのに、極端に年収を下げても良い人とか)、余計に不信感を募らせてしまい、出る案件も出ないということ。
いろいろドタバタした挙句、現職に留まるというパターンが、一番エージェントや人事を憔悴させる展開なのだが、本人もとても負荷がかかる筈だ。
もちろん、本音を打ち明けてもらえるような心理関係を作るのは、サービス提供側の、こちらの努力だと自戒しているし、本音を言ってくれてなくても、推測して提案をぶつけていくことはするんですけれどもね。
何れにしても、時間と手間がもったい無いですよねと。
まぁ、ご参考ということで。