人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

社風ってあるよ。

小生が新卒で入社したのは都市銀行であった。
銀行というのは銀行法で縛られていて、できることもできないことも決まっており、必然的に各行商品・サービスは似たようなものになる。

というよりむしろ同じと言っていい。
そうなると、まず新卒の選考の時に、B銀行ではなくA銀行を第一志望とするのは何故なのか、という志望動機を説明するのが難しい。

そうなると結局、リクルーターも含めた、お会いした方々に魅力を感じました、みたいな話しかできないし、採用側もそれで志望度合いを測るしかなくなる。
結局「人で選んだ」格好だ。

当時はそんなものなのかなぁと思っていたのだが、その後銀行は合併を進めていくことになり、さらにその先には人事交流が控えていた。
そうして違うバックグラウンドの人たちが一緒に働くようになるんだけれども、これがまた面白いことに、初めて会った人でも、パッと見た瞬間に出身行がわかるのである。

仕事自体は、同じエリアで同じようなお客さん相手に、同じような事をずっとことをしていたのに、違う雰囲気の人物になってしまうものなのだ。
何が言いたいかというと、転職をするという事は、間違いなく違う社風の会社に入るということだ。

さらに業界も変えるのか、仕事そのものも変えるのか、それは人によるのだけれども、世の中には全然違うカルチャーがあるんだよと、そんな事が伝えたかった次第。
まぁ、ご参考ということで。