人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

ビジネスよもやま話

日常からの強さ

先日読んだ「間宮林蔵」には、若かりし頃の間宮林蔵が学んだ師匠にあたる役人が出てくる。 間宮林蔵の健脚はその師匠にならったもので、その師匠は測量で1日何十里と歩いたらしい(ほんとかよ、であるが)。 歩く速さも尋常ではなく、街道でも目を引くし、幼…

話は簡単だが奥が深い

積読在庫消化。 改訂新版 小さな会社の人を育てる人事評価制度のつくり方【テンプレート・ダウンロードサービス付】 作者:山元 浩二 あさ出版 Amazon 「小さな会社」っていうのは、あんまり気にしなくていいような気がする。 ビジョン、その実現のための戦略…

47歳になりました

47歳って中途半端だなぁ。 年男でもなければキリのいい数字でもないし、おじさんではあるが大台でもない。 なので、特に感慨もないのですが、体力的には衰えを自覚する一年でありました。 2年前にこなしていたトレーニングがもう出来ないっす。 正確には、で…

ダメなものはダメ

今なにを言っても、後講釈にしかならないが、敢えて触れておきたい。 https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2311/07/news124.html weworkである。 多くの人も思っていたが、登場した時から「これ何が新しいの?どう凄いの?」だったのである。 当時、不動産系…

滅びつつあるサラリーマン文化について

接待って知ってる? ま、知ってますわな。 世代的にはする方もされる方も経験しているけれど、今時の若い人はどんどん機会がなくなっているよね。 それでもって個人的な経験を述べると、接待のお作法は意外と業界によって違ったりするものだと思う。 小生が…

本当にやらなきゃいけないことはなんですか

仕事でも人生でもそうなのかもしれないけど、目の前の細々した事項に振り回されて、いや振り回されている自覚もないままに、本当にやらなきゃいけないこと、本当に重要なことが後回しになっていることがある。 「なっていることがある」どころじゃなくて、い…

総花的

積読在庫消化。 人間心理を徹底的に考え抜いた「強い会社」に変わる仕組み 作者:松岡 保昌 日本実業出版社 Amazon リクルート、ファーストリテイリング、ソフトバンクと勤務経験がある著者による組織人事系の本。 小生なりに大筋をまとめると、戦略に組織を…

書店の未来

朝ラジオを聞いていると、地域の書店再生を手がける何某氏が出てきて・・・。 何某氏の取り組みはともかく、出版業界の動向をずっと見てきた人間として、まぁ簡単ではないわけです。 再販制度とかね、意義はよかったんだけれども、結局地域の出版文化を支え…

「モノ好き」

新聞の書評を読んで買う。 かたちには理由がある (ハヤカワ新書) 作者:秋田 道夫 早川書房 Amazon 妻にも娘にも回すと思ったので紙の本にした。 御歳70歳になるプロダクトデザイナーのエッセイ集。 ご自身の作品もたくさん紹介されており、興味深く読む。 14…

こんなものかなぁ

積読在庫消化。 数学女子 智香が教える こうやって数字を使えば、仕事はもっとうまくいきます。 作者:深沢真太郎 日本実業出版社 Amazon これもKindle日替りセールで買ったはず。 シリーズ二作目で、一作目も読んだような…。 確率とかが出てくるので、まぁ「…

得意不得意ではなく知らないだけ

「私これが苦手で」という台詞は、あまり人に好感を持たれないんではないだろうか。 「苦手」というネガティブワードが与える印象もあるだろうし、厳しい仕事や躾を経た人であれば「そんな言い訳せずに努力しろよ」と心の奥でツッコミを入れるからだと思う。…

よくあるパターン

積読在庫消化。 部下は動かすな。 作者:大平 信孝 すばる舎 Amazon これもKindle日替りセールで買ったんだと思う。 著者はプロのコーチの方のようだ。 そう思うと、こういう人が書いた本、よくセールで出てくるなぁ。 セルフアウェアネスとか、アドラー心理…

書店の未来

朝ラジオを聞いていると、地域の書店再生を手がける何某氏が出てきて・・・。 何某氏の取り組みはともかく、出版業界の動向をずっと見てきた人間として、まぁ簡単ではないわけです。 再販制度とかね、意義はよかったんだけれども、結局地域の出版文化を支え…

仕事の現実

積読在庫消化。 非正規介護職員ヨボヨボ日記――当年60歳、排泄も入浴もお世話させていただきます 作者:真山 剛 フォレスト出版 Amazon 介護は怖い。 正直怖い。 する側の大変さを想像するだに恐ろしいし、される側の心象も想像を絶する。 また、何かの流れで…

なんで会議は多くて長いのか

以前、こんな本を読んだ。 トヨタの会議は30分 ~GAFAMやBATHにも負けない最速・骨太のビジネスコミュニケーション術~ 作者:山本 大平 すばる舎 Amazon 朝、娘と今日の予定を話し合っている時に、「会議多いね〜」という指摘をもらいつつ、なぜ会議が多くて…

魚の目、コウモリの目

積読在庫消化。 OODA 危機管理と効率・達成を叶えるマネジメント 作者:小林宏之 徳間書店 Amazon OODAループっていうのがありまして、アメリカ軍発祥のマネジメント手法。 類書は読んだことがあり、別の本も読んでみようとKindle日替りセールで買ったんだと…

部下の能力を甘く評価してしまう件について

毎日一緒に仕事をするメンバーは、大事な存在である。 「かわいい」と思うほど小生はウェットな性格ではない。 家族・仲間とも思っていないが、成長は支援したいと思っている。 それが本人のためであり、同時に会社のためでもあるから。 と、ドライに臨んで…

二手先、三手先

二手先、三手先を読むんだ、なんてアドバイスがよくある。 囲碁や将棋の世界から来た言葉だと思う 将棋のルールは知っているけれど、先読みをするほどしっかりやったことはない。 なので、「二手先、三手先を読め」と言われても、まぁそうなのかなぁと、文字…

もう少し深い論考を

積読在庫消化。 ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い (NHK出版新書) 作者:西寺 郷太 NHK出版 Amazon 「呪い」というのは、あの有名な「ウィ・アー・ザ・ワールド」に参加した歌手たちが、その後ヒットに恵まれずマイナーになっていく傾向が多かったことを指して…

教養なのか?

積読在庫消化。 教養としての社会保障 作者:香取 照幸 東洋経済新報社 Amazon Kindle日替りセールで購入したんだと思う。 実は小生、過去に社労士の試験を受けたことがあり、科目ごとの足切りで落ちてしまったのだが、社会保険関係の知識のおさらいにでもな…

茶帯でやめておく

以前、小生が通う合気道の道場に入門された方で、比較的年齢が高い男性の方がいた。 テンションが低く、そこがまた面白ポイントのおじさんだったわけだが、入門したての頃から「茶帯くらいでやめる」宣言をしておられた(実際は茶帯になる前にやめらたと思う…

仕事ができるようになるには

積読在庫消化。 「仕事ができるやつ」になる最短の道 作者:安達裕哉 日本実業出版社 Amazon 著者のブログは何度か読んだことがある。 そんなこともあってKindle日替りセールで買ったんだと思う。 ブログを読んでもいつも感じるのだが、なんだろう、この居心…

本業に腰を据える

積読在庫消化。 2016年の週刊文春 (光文社未来ライブラリー) 作者:柳澤 健 光文社 Amazon いやー、長い。 柳澤健氏の著作は圧が凄いのに、しかも長いのだが面白い。 元々は雑誌連載で、二十数回分を一冊にまとめたとのことだから、そりゃ長い。 今も何かと話…

大人の成長は測れるか

まー、中間管理職というのは、社員の育成に責任を持っているわけですね。 で、社員に広い意味での成長を期待し、成長するよう仕向けていくのだが、これがまぁご承知の通り、成果を図ることが難しい。 手間取っていたタスクが時間と共にできるようになる。 こ…

足が速くなりたければ速く走れ

積読在庫消化。 自分のやりたいことを全部最速でかなえるメソッド 高速仕事術/上岡正明 ノーブランド品 Amazon リンクはこれでいいんか…。 それはともかく。 もうこういうビジネス本はいいんじゃないかなぁ。 成長と成功を目指すなら高速で仕事をする術を身…

標準化

積読在庫消化。 ビジネスプロセスの教科書―アイデアを「実行力」に転換する方法 作者:山本 政樹 東洋経済新報社 Amazon ビジネスプロセスとは何か。 「業務フロー」がパッと思いつくが、業務フローはビジネスプロセスの一部であり、その一表現にすぎない。 …

潰しの効くキャリア

こんな記事があって。 news.yahoo.co.jp コメント欄にPOSSEの今野さんが寄せている通りだと思うんだが、ホワイトすぎるから、というより「このまま今の仕事を続けて生きていけるんだろーか」という漠然とした不安が転職に突き動かす、ということだと受け取っ…

リモートワークはお好きですか

先週金曜日は台風だったので、大事をとってリモートワークとした。 朝方は大雨だったので、通勤しないで済むというのはありがたい。 しかしなぁ。 ただでさえ日本の会社員は業務の定型化が進んでいないのに、こちとら管理職、作業的は限られており、会議も多…

昔はよかったか

積読在庫消化。 虫とゴリラ (毎日文庫 よ 1-1) 作者:養老 孟司,山極 寿一 毎日新聞出版 Amazon Kindle日替りセールでそこそこの評価だったので購入したんだと思う。 ご存じ養老先生と京都大学霊長類研究所の山極先生の鼎談。 養老先生はカメムシのアマチュア…

ビジネスモデルあれこれ

積読在庫消化。 「値づけ」の思考法 作者:小川 孔輔 日本実業出版社 Amazon プライシングをテーマにした本ではあるが、どちらかというと理論というより有名なビジネス事例集みたいな感じ。 後書きを読んでわかったのだが、雑誌連載を再編集した本だそうなの…