人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「チョコレートを食べれば太る」

小生が好きな映画、ミッションインポッシブル3の中で、ローレンス・フィッシュバーンが「それは不当ではないか」という抗議に対して、「チョコレートを食べれば太る。不当だが事実だ(吹替版)」と返すシーンがある。 ミッション:インポッシブル 3 (吹替版)…

永遠にわからないままのこと

なんとなくいつもと違う本が読みたくなり、日替りセールで買っておいた積読在庫を引っ張り出す。 「城取り」の軍事学 作者:西股総生 学研プラス Amazon ちょっとした気分転換のつもりだったのだが、思いの外長い本であった。 日本全国の城の研究、それも軍事…

負荷を上げられるか

毎朝走っていると、割と同じ顔ぶれのランナーに出くわす。 本当に人それぞれ、個性全開で、たかだか走るという人間として基本的な動作にも、大きな違いがあって興味が尽きない。 まぁ人様のフォームを見てああだこうだと言うのは本当に余計なお世話なんだけ…

ことは簡単ではないが

こんな本を読む。 実はSDGsに繋がるのか…? パパの家庭進出がニッポンを変えるのだ! ママの社会進出と家族の幸せのために 作者:前田 晃平 光文社 Amazon タイトル通りの主張ではあるのだが、著者の体験から導かれる内容と、子育てに力を入れている明石市への…

やっぱりモヤモヤする

昨日のSDGs本にモヤモヤするものを感じ、はてと思っていたところに今日のKindle日替りセールで紹介されたのでポチる。 中小企業でもできる SDGs経営の教科書 作者:藤田源右衛門 あさ出版 Amazon 静岡で企業経営を担う著者による指南本。 もちろん解説もあっ…

何をもってビジネスとするか

仕事の関連性もあって積読在庫を引っ張り出してくる。 SDGs思考 2030年のその先へ 17の目標を超えて目指す世界 作者:田瀬和夫,SDGパートナーズ インプレス Amazon 一度体系的な理解を、と思って手にしたのだが、とても長い本である。 成り立ちから各目標に取…

オンリーワン戦略

こんな本を読む。 「雑草」という戦略 予測不能な時代をどう生き抜くか 作者:稲垣栄洋 日本実業出版社 Amazon 本著者による雑草の戦略に関する本を読むのは三冊目だったろうか。 毎度面白いんだけれど、本書は特にビジネス書読者をターゲットに、いまどきの…

誰の弟子か、いつの弟子か

合気道は本業の一つなので、たまには真面目に研究してみる。 合気道技法 作者:植芝 吉祥丸 出版芸術社 Amazon 若い頃欲しくても買えなかった人たちが出版界で偉くなったからなのか、最近は小生が高校生〜社会人になりたての頃の武術関係の本が復刻されている…

リソースには限りがある

何を当たり前なことを、という話。 先月まで月間300キロのランニングを継続し、今後どうしていくかを試行錯誤している。 毎朝10キロ走っても良いのだが、ケトルベルや合気道の一人稽古が朝のルーチンから押し出されるのがやや不満、というのが試行錯誤の発端…

重要で実行可能なもの

こんな本を読む。 良い戦略、悪い戦略 (日本経済新聞出版) 作者:リチャード・P・ルメルト 日経BP Amazon Kindle月替りセールで買ったのだろうか。 非常に評価が高かったのと、著者の名前は耳にしていたので手にしたのだ。 少々長い本で、要点を整理すれば三…

コンテンツビジネスにおける三角形のアナロジー

武術研究に勤しみつつ、ビジネスにもどっぷり浸かってきて、十数年前からなんとなく思っているのが、道場経営を含むコンテンツのビジネスっていうのは、三角形の形をデザインすることなんだろうなということ。 三角形というのは、ライトユーザー(道場なら初…

目の前のものに囚われすぎるな

武術研究でこんな本を買って読む。 居合の科学―流派を超えた根本原理 作者:京 一輔 愛隆堂 Amazon 三月くらいから、今後合気道とどう向き合っていくかを色々考えていて、インプットを重ねている。 日本の武術は空手を除いて剣術がベースなので、居合も独習し…

合わない本は読まんでよろしい

こんなタイトルでしかも読むのをやめた本を紹介して良いものか。 まぁ相性というものがあるので、あくまでも小生の場合はということで、ご容赦願おう。 志を育てる 増補改訂版―リーダーとして自己を成長させ、道を切りひらくために 作者:グロービス経営大学…

あれか、これか

仕事だとかプライベートだとか、難しい決断を迫られることがある。 「あれか、これか」まさしく「迫られる」ことがあるのだけれど、そこで少し冷静になってみたい。 「あれも、これも」はできないのかと。 もちろんそんなことは難しいのはわかっている。 「…

やる気は狙って出せるのか

なんか昨日に引き続き疑問形のタイトルで恐縮だ。 今朝方こんな記事を読む。 president.jp 記事の後半に、上司が「やる気を出せ」と言ってもダメだ的なことが書いてあり、そんなの当たり前だろうと思ったりはする。 一方で若手社員の育成を担っている立場と…

帝王学を学べば帝王になれるのか…それが問題だ

Kindle日替りセールで遭遇したので再び中国古典に触れる。 座右の書『貞観政要』 中国古典に学ぶ「世界最高のリーダー論」 (角川新書) 作者:出口 治明 KADOKAWA Amazon 出口さんの本は久しぶり。 それにしても流石の博識である。 本書でとり上がられている貞…

天才待望論

本職?に関わるのでこんな本を読む。 イノベーションはなぜ途絶えたか ──科学立国日本の危機 (ちくま新書) 作者:山口栄一 筑摩書房 Amazon 出会いはKindle日替りセールだったと思う。 このテーマに類する本はそれなりに読んできたし、どの本も結論に大きな違…

使い道がないお金があったら…

生まれて初めて画集を買う。 Water 作者:坂口恭平 左右社 Amazon 時々美術館に行く。 年に数回というところだけれども。 先日、家族で森美術館を訪れた帰り、ミュージアムショップで販売されていたのがこちら。 その時にパラパラめくって、「これは!」と思…

人間主義とは?

Kindle日替りセールで高評価だったもんだから、こんな本を買って読む。 人間主義的経営 作者:ブルネロ・クチネリ(著);岩崎春夫(訳) クロスメディア・パブリッシング(インプレス) Amazon ブルネロ・クチネリというイタリアのアパレルブランドを創業さ…

日本人のメンタリティをここに見た

禅宗続きでこちらを読む。 道元「典座教訓」 禅の食事と心 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫) 作者:道元,藤井 宗哲 KADOKAWA Amazon 補足が必要かと思う。 禅宗、特に曹洞宗では日常の全てを修行と心得る。 禅寺で修行僧たちの料理を作る役回りを「…