人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

脱藩者としてのプライド

一度転職をするとわかるけれど、最初に勤務した会社がどこか、というのは職業人生で後々まで影響がある。小生は新卒で銀行に入った人間だが、20年近く経った今でも、何となく周りから、銀行出身者としての期待値を日々感じている。気にしすぎといえばそれま…

「具体的に」の具体的な説明の仕方

転職のプロセスでは、異文化で育ったもの同士が、手探りでコミュニケーションをする場面のような気がしている。会社が変わると同じ職種でも内容は全く変わる、というエントリーを以前書いたが、そんなこともあるので、面接の場面では「具体的に」という話は…

景気の変動は要警戒。

小生は時々、異業種が人材紹介業に参入する際に、なぜかご相談を受けることがあるのだが、異業種の方からすると、とても高いフィーが取れる業界のように思われるようだ。そんな時に、毎度申し上げるのは、「この業界は実際の景気変動より、もっと激しく短周…

今後のキャリアの長期トレンド

今日はこんな記事を目にした。 http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=22044「熱心に遊ぶ」感じで、楽しく仕事したいね、という趣旨の記事。昨日のエントリーで、仕事に没頭する機会自体が、モーレツ社員になるかどうかを決める、という話を書いた。かつての…

モーレツ社員は何処にいる?

こんな記事を目にして。http://diamond.jp/articles/-/77196?display=b概略をいうと、「企業戦士」と言われた、かつての日本企業の伝統、勢いを失わせて良いのか、という問題提起のお話。小生、昔ながらの大企業に新卒で入社し、その後ベンチャーマーケット…

プロとアマの違い。

http://storys.jp/story/15595こんな記事がSNSで回ってきた。ログインしないと全文は読めないが、「プロとアマの違いというのは、簡単に言えば要求水準の高さと、そのための努力のストイックさ」といったところだろうか。小生として付け加える話をすると、昨…

求人を選ぶ時の、あるアプローチ。

昨日のエントリーで、「PDCA」の話を書いた。PDCAのPは、PlanのPだが、仕事の実際の場面では、さらにWhat(何を)とHow(どの様に)に分解できると思う。What(何を)→How(どの様に)→Do(実行し)→Check(レビューをした上で)→Action(さらに改善していく)という感じだ…

転職相談をいただいた方へのメール(日本企業出身者が外資出身の社長面接を受けるにあたって)

日本企業の面接を受けるのだが、そのトップが外資有名IT企業出身者で、その社長面接をどうしたら良いか、という質問に対する返答。質問をいただいた方は、日本企業でしか勤務経験がない(そういう小生も無いけれど)。前段は割愛。・・・・・・ここからは、…

上場会社は有価証券報告書を見るのが基本。

あなたが転職しようと考えている会社が上場会社の場合、応募前に有価証券報告書を読んでおくことを、絶対的にお勧めしたい。小生の中では、「読んでないヤツが居るのか?」というくらい基本の基本だ。上場会社であれば、WebサイトにIRのページがあり、たいて…

ジョブホッパーと言われて。

こんな記事があって。http://diamond.jp/articles/-/76473まとめると転職回数が多いというだけで、レジュメをちゃんと読まずに機械的に落とすのは勿体無いよね、という話。小生自身、人によってはジョブホッパーと言われるキャリアなので、本記事に関してコ…

量と質、インプットとアウトプット

できるビジネスパーソンと言えば、「質」の高い「アウトプット」だ、と言われている。さて、本当だろうか?あなたの仕事で、質の高いアウトプットを要求される場面はどれくらいあるだろう。小生はせいぜい2割くらいだと感じている。それ以外の8割は、書類作…

人財・人材・人在・人罪

これ、結構人材系のネタとしては有名なたとえ話なのだが、先日話題にしたらご存じ無い方もいるようなので一応。それにしても日本語というのは奥が深いものだ。「人財」会社にとっての財産となるような優秀な人。ありがたいね。とは言え、こればっかり求める…

転職について家族とお話ししているだろうか?

世間は夏休みである。ビジネスパーソンにとっては、家族とじっくり過ごせる貴重な時間の一つでは無いだろうか。さて、エージェント商売をやっていると、転職相談を受けている方々の中で、自分が転職しようと思っている、あるいは具体的に動き出しているとい…

プロパー社員とのお付き合いの仕方など

日本の大きい会社というのは、色が付いていない新卒者をジョブローテションで経験を積ませ、組織の幹部候補として育成していくという大方針で成り立ってきた会社が多い。人材の評価も、相応に長い期間の中で、過去に相対的に高い評価を重ねていった人が上に…

「本当に優秀な人材はどこにいる?」

転職活動をしていると、自分がどう思われているのか、また自分は求人票のスペックとどれくらい近いのか、というような、割と目の前のことで頭が一杯になってしまうことが多い。しかし実は、タイトルのような問いは、採用企業で権限のある人なら、ほぼみんな…

わくわくする転職活動をしよう

あなたがもし現在、転職活動中だったとして、それは楽しいものだろうか?今の会社の人間関係がイヤでイヤで、それを引きずっていたり、自分の仕事の将来性に漠然と不安を感じ、焦って動いているのだとしたら、きっと楽しくないに違いない。しかし、転職をす…

選択肢は沢山必要か?

http://s.ameblo.jp/intelligence/entry-12056885343.html業界の重鎮のブログなので、小生如きがどうのこうの言う話ではないのだが。行動経済学で、選択肢が多すぎると選択できなくなるというのはとても有名(大和証券のCMであった)。仕事に対する満足度とい…

自身の不利な話を何処までするべきか?

最初に申し上げておくが、歯切れの悪い話である。うつ病などの疾患で休職しそのまま離職したとか、会社で大ポカをやらかして居難くなったとか、である。まぁ、聞かれてもいないことを答える必要は無いとは思う。しかし、なぜ退職をしたのかという直接の理由…

「安定した職についた人たち」の価値は暴落しつつあるのか?

http://blog.tinect.jp/?p=15193こちらの記事も、昨日小生のソーシャルメディアのタイムラインで何回かシェアされた記事。一つの会社で長く勤めるという時代ではなくなりつつある、という要旨である。全体に「ちょっといい話」のテイストだが、やや極端だな…

「最初に働く会社の選び方」についての所見

今日の小生のソーシャルメディアのタイムラインは、こちらの記事が巡っていた。http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/touch/20150802相変わらず安定の「ちきりん節」といえばその通り。35歳までの経験では大きく差がついてしまうことも、身につけるべき4つの能力…