人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

10年一つの会社に居たら、転職は(基本)しないほうが良い。

これも実は転職相談で小生がいつも申し上げていることだったりする。お恥ずかしながら、小生は10年同じ会社で勤めたことはないのだけれども、そうであるが故に思うのは、なんだかんだで10年一つの会社で勤められたということは、その会社と合っていたという…

社風ってあるよ。

小生が新卒で入社したのは都市銀行であった。銀行というのは銀行法で縛られていて、できることもできないことも決まっており、必然的に各行商品・サービスは似たようなものになる。というよりむしろ同じと言っていい。そうなると、まず新卒の選考の時に、B銀…

利益ってなんじゃろね。

利益ってなんでしょうね。この記事を読んでつくづく感じます。http://mw.nikkei.com/tb/#!/article/DGXLASGD19H6E_19022015DTA000/記事では、低価格主体の新興国に手を出してないから、という説明になってますが、高単価でも原価が高ければ利益が出ないわけ…

足し算のキャリアアップはアリかナシか?

なんのこっちゃ?である。転職相談で時々あるのだが、「自分にはこういう部分が足りていないので、こういう経験が出来るような転職を実現したい」というお話だ。話としては良くわかるのだが、個人的にはそれでいいのかなぁと思ったりする。理由はいろいろあ…

「軸」ってなんだ?

転職活動をしていたり、キャリア相談にのってもらったりしていると、「あなたのキャリアの軸はなんですか?」という質問に出くわす。正直なところ、小生の場合は自分自身がその質問に対する答えを持っていなかったので、キャリア相談の場面でこちらからお聞…

自分の夢とどう向き合うのか?

今日のネタは、具体的な相談がベースになっている。今いる会社はカルチャーが合わず、今日にでも辞めたいわけではないが、転職は時間の問題だと認識していて、一方ご自身のライフワークで取り組んでいるテーマがあって、それと目線が揃うような、ライフワー…

ビジョンを語れ。

今日、とても有望なスタートアップの経営者とランチしていて、僭越ながら、「良い人材を採用するには、ビジョンを語らなければならない」と偉そうな事を申しあげてしまった。一般に、ビジョンを語ること無くして、人の理解や協力を得ることは難しいと思う。…

レジュメの書き方

さて、今日は打って変わって各論的な話だ。レジュメの書き方は、それだけで本が一冊かけるくらい奥が深いと思う。ただ、間違いなく言えることは、「わかりやすく簡潔に」である。さらに上級編でいうと、昨日のエントリで書いた、自分のウィルまで見えるよう…

キャリアの棚卸をめぐる誤解について

キャリアカウンセリングの諸々のテーマの中で、キャリアの棚卸、という話が出てくる。結局のところ、今までやってきたことを記述するのがベースになってしまい、とにかく頑張ってたくさん書いたところで、結局自分自身があんまり納得いかない感じになってし…

「幹部候補」という言葉に気をつけよう。

さてさて、いろいろな求人を見ていると、「○○候補」という言葉をよく目にすることがある。日本語はつくづく奥が深いなぁと思うのだが、「候補」という表現には、「含み」という意味と、(本当にone of themの)「候補」という、二つの意味がある。純粋な人ほど…

「次の次」で考える。

このテーマは、小生のキャリアコンサルティングの特徴にしている概念だ。惜しげも無く(と言うほどのものかは謎だが)晒してしまう。人間、今の仕事に色々と行き詰まりを感じたり、欲が出てきたりすると、次のステップを考えるようになるのだが、次に何をす…

アクセス数1000越え

皆様のおかげで、一ヶ月足らずのブログ開設にもかかわらず、アクセス数が1000を超えました。読んでいただいている方々に深く感謝です。今後ともよりディープな内容をシェアしてまいりたいと思います。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

「最初の会社が最終学歴」

この言葉を申し上げると、「そうだよなぁ…」という人と、「えっ?」という人に分かれるが、これは小生が駆け出しのエージェントだった頃に、当時の社長に言われた言葉だ。 当時の会社に新卒で入社した社員に教えたら、「えっ?」というリアクションだったが…

入社した時がピークという衝撃

小生がずっと人生訓としていることに、「『やれること』と『やっていいこと』とは違う」というものがある。転職に置き換えれば、「『転職できる』ということと、『転職していい』ということは違う」というところだろうか。この教訓で考えるべきことは、いろ…

やった事ないですけど多分大丈夫です。

タイトルの言葉は、仕事に対する心構えのようなものかもしれない。やったことがあることにこだわり過ぎていれば、転職なんかできないし、そもそも今の仕事ですら、時間の経過とともに限界を感じることになるはずだ。同業他社であっても、実は用語の一つ一つ…

業界をどのように選ぶか?

仕事を探していく中で、今までいた業界に残るのか、新しい業界に行くのか、というテーマがある。どちらがいいのかというのはそれはそれで深い話なので、またの機会として、新しい業界に行くときに、どういう目線で選ぶのか、という話だ。どうしても行きたい…

キャリアにおけるVSOP

キャリアをテーマにしたお話で、VSOPというのをご存知だろうか?余談だが最近お酒を飲む人が減っているので、VSOPがお酒の用語が元ということすら知らない人も増えてくるのではないかと思うが…。で、VSOPだが、20代はVitality30代はSpeciality40代はOriginal…

今もう一度「自己分析」の勧め

いい仕事に巡り会うためには、求人サイドの情報収集と、自分自身に向き合うことの両方が必要だと思う。今日は向き合う方の話だ。就職活動を経験した人なら、「自己分析」というやつはよくご存知だろう。サークルの副会長だったからリーダーシップありますと…

コンサルタントの役割(転職ネタにあらず)

ちょっとした思いつき。コンサルタント、コンサルティング業には、以下の三つの役割があるような気がする。①知識提供無い人に有る人が売る、という事だが、情報はタダだと思っている人が多いし、ネットで色々なことが検索可能になっている、というのは現実。…

求人の背景は三つある(三つしかない)

さて、転職の情報収集にあたってのテクニック的な話だ。90年代後半の就職氷河期に、いびつになった会社の人口構成を修正するための、第二新卒というカテゴリが2000年代前半に始まったが、最近はコンスタントに新卒を採用し続けている企業が多いので、このカ…

転職活動を始める時にとても大事なこと

さて、色々悩んだ末、転職活動を始めることになったとしよう。その時に、全ての転職経験者、未経験者共に理解しておいた方が良いと思うのは、世の中には想像を絶するロクでもない会社が存在して、それに捕まらないようにしなければならない、ということだ。…

転職するべきかどうかの見極め方 その3

さあ、話がどんどんディープになっていく。人間関係、お金という背景での転職活動、というお話が続いたが、もっとフワッとしているけど、切実な理由がある。「自分にはもっと適した環境、仕事があるのではないか?」というやつだ。人によってはとても深刻で…

転職するべきかどうかの見極め方 その2

さあ、今日はみんな大好きお金の話だ。転職を考える動機のもう一つに、「給料が安い」というものがある。この辺は特に若年層に多いように思うが、切実だし、大事な話だ。ただ、若年層に限って言うと、働いているうちに徐々に給与が上がっていくこともあるし…