人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

新書ってなんだ

積読在庫消化。

 

Kindle日替りセールで買ったのだと思う。

精神疾患はいつ誰がなるとも限らないし、「うつ病と診断されているケースは実は双極性障害であることが多い」という記事をどこかで読んで気になったのだ。

 

版を重ねているので、それなりに売れている本ではあるのだろうが、双極性障害について延々語られた本。

どんな診断、どんな薬物治療、講演会での質疑応答と結構なボリュームで続く。

 

一般向けに解説してはいるのだが、教養・知識というよりは、当事者の一般人に向けて書かれた総合的な解説書といった趣。

当事者・関係者ではない人間にはちょっとついていけない感じの熱量とボリュームであった。

 

新書って小生の中では、何かの分野の入り口となるような一般向け教養書、解説書という位置付けなのだが・・・。

これはハードカバーだよな、という読後感。

 

まぁ、ご参考ということで。

 

 

子供は謎

積読在庫消化。

 

タイトル通りの本。

ちなみにちくまプリマー新書というのは中高生をターゲットにしたシリーズなので、平易ではあるがそれなりに奥行きもあるもの。

 

発達心理学とか認知心理学とか言語学とか、その辺をクロスオーバーさせた領域なのだと思う。

自分の子供を見ていても、どうやって言葉を覚えているのかは謎であった。

 

子供が産まれる前、よそのお子さんを見ていて、女の子はやっぱり小学校高学年にもなると「いっぱし」なのかなと思っていた。

子育ては10年で終わりだなと・・・。

 

というのも、それだけ受け答えがちゃんとしているからそう思ってしまったのであって、そんなコメントをすると親御さんからは「いやいやいや」とリアクションをされたりして。

で、自分の子供が11歳になって思うのは、「いやいやいや」の方であった(笑)。

 

言葉は発達しているのだけれども、それは上っ面であって、ちゃんと理解しているとは限らない印象。

5年生後半になって、やっと自我らしいものが芽生えてきたか?という程度なのである。

 

言葉が発達してもねぇ、中身がねぇ・・・。

いやいや、まだまだ親の頑張りは続く。

 

まぁ、ご参考ということで。

 

今更ながら

こんな本を今更ながら引っ張り出して読むのである。

 

どうもブームになると読まないのだが、なんかの拍子で読んでみたくなるものである。

300万部以上売れたんだねぇ。

 

300万部も売れて、世の中にドラッカーはどれほど浸透したんだろうか・・・。

なんかあまり変わっていない気もするが・・・。

 

というわけで今更ながら読んでみた感想であるが、なるほどよくできている。

ストーリーとしてもツボを押さえているし、ドラッカー本としてもエッセンスが随所に散りばめられており、ビジネス書の解説としてもエンタテインメントとしても成立している。

 

とはいえ、おじさんのその他感想。

・チープなアニメみたいな表紙絵はいらないんじゃないか(売るために必要だったのはわかるけど)

・若干ストーリーが臭い(まぁいいわ)

・お前らは高校生活野球部しかやってないのか(こんな密度の部活、ほぼ仕事じゃねぇか)

 

ドラッカーは読んだことがあるのだが、あまりピンと来なかった経験があるんだけれども、本書の主人公のようにボロボロになるまで使い倒すことができたら、確かに素敵だろうなぁと思った。

というわけで、マネジメントのエッセンシャル版を借りて読もうと考える。

 

なんてことを考えてしまうわけだから、本書の意義は大きかったね。

まぁ、ご参考ということで。

 

 

時間のマネジメント

レビューに惹かれてこんな本を読む。

 

ま、タイトル通りの本なわけですが、武術家とはいえランナーでもある小生は素通りできないジャンル。

非常に良くできた構成、内容の本で、読んだその日から取り入れたいメニューばかり。

 

自重トレーニングがメインではあるが、意外とできない内容のものも。

しっかり勉強して、日々のルーチンに取り入れれば、きっと効果はあるはずだ。

 

だって真面目に補強トレーニングやってないもん…。

こういうの、時間を作ってやらないとね、と思いつつ、合気道の稽古もブラジリアン柔術のトレーニングもあるしなぁ。

 

どこまで行っても、自己管理と時間管理が重要ですな。

日々取り入れてもせいぜい15分なので、頑張りましょう。

 

時間管理は全てに通じる。

まぁ、ご参考ということで。

 

 

これはどうか?

興味があってこんな本を読む。

 

後輩に整体師がいるのだが、曰く歳をとると前屈はできるが後屈ができなくなるのだと。

30代後半あたりから、確かにそうだなぁと実感し続け、無駄な抵抗を続けてきている。

 

そんなわけなので、Amazonのレコメンドで目にした本書が気になってしまったのだ。

それにしても、日貿出版社、小生の興味のど真ん中を突いてくる。

 

もう7・8冊は持っているんじゃないか…。

それはともかく。

 

本書はヨガのインストラクターによるもの。

なぜ後屈が必要なのか、その理由付けは正しいと思う。

 

やり方も理に適っており、早速実践。

首を上に向けたときに、クラクラしたり息が苦しくなるのは曲げ方が間違っているらしいわよ、奥さん!

 

確かに、こんな風に動く習慣をキープできていれば、それは健康に違いない。

職場でやるのはちょっと恥ずかしいが、隙を見てやってみるか(笑)。

 

まぁ、ご参考ということで。

教養って大事だなぁ

フォローしている著名な先生が、かなり前に推奨していた本。

 

はい、積読在庫の消化である。

これも買ってからだいぶん時間が空いてしまった。

 

新自由主義と言われる経済政策のその後をどのようにすべきかを理論経済学者が論じた本。

そんな政策ができるかできないか、いちサラリーマンにとってどんな意味があるのか、そんな事はともかく、抽象的だが真剣な議論は頭を適度に揉んでくれる。

 

そのモゾモゾする感じが気持ちいい。

いい歳になってくるとつくづくわかるのだが、マスコミで正しい議論が展開されることはごく稀なので(最近だとジョブ型とかね…)、あまりテレビや新聞を読む事なく、かといって陰謀論に引っ張られる事なく、ちゃんとした学問・ちゃんとした理論を学ぶというのは、頭の体操としても、よりよく生きるという意味でも、大事な習慣だと思う。

 

今年もちゃんとした本を、ちゃんと読みましょう。

そう思った一冊でした。

 

まぁ、ご参考ということで。

 

 

なんともまぁ

積読在庫消化。

 

ちょっと古いんだよね。

Kindle日替わりセールで買ったはずなのだが、かれこれ10年近く前の話。

 

ファーストリテイリング側は著者と出版社を本件で訴え、主張は認められなかったらしいけれども。

著者は柳井氏のことをエキセントリックで強烈なキャラクターのように強調しているのだが、正直「こんなもんでしょ」というのが小生の感想。

 

経営者って、それなりにキャラクターが立っている人が多いし、ましてや創業経営者ともなれば、強烈な危機感とか独善的な人事とか、そりゃやるでしょうよ。

そこに聖人君主みたいな姿を求めるのは勝手だけれども、聖人君主じゃないことで批判される筋はないわけで。

 

比較対象でZARAも出てくるわけだが、ZARAの経営が立派だというのはファーストリテイリング社への批判にもならないと思うし。

あちらはあちら、こちらはこちら、というもので…。

 

ちょっと企業のロジックに染まりすぎて、素直な心がなくなったのかなぁ。

まぁ、ご参考ということで。