人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「走れるカラダになる 体幹3Sメソッド」 読了 〜理屈はそうだとわかっちゃいるけど〜

まずはリンク。

 

走れるカラダになる 体幹「3S」メソッド

走れるカラダになる 体幹「3S」メソッド

 
 
 

 

 

ビジネスとはあまり関係なく、趣味のランニングに関する本なのだが、読書メモとし記録しておく。

ランニング解説書の著者としては有名な青山氏だが、小生は読むのは初めて。

 

紹介される3Sというのは、ストレッチ、スイッチ、ストレングスのこと。

スイッチというのは、身体に「スイッチを入れる」ためのウォームアップ的な体幹筋トレであり、ストレングスはランニングなりウォーキングとなる。

 

ストレッチを念入りにして、スイッチを入れて走れば、怪我なく無理なく走れて痩せるしパフォーマンスも伸びますよ、というのが大まかな趣旨。

運動初心者は、時間がなければストレッチとスイッチだけでも良いと言い切る。

 

正直、小生もその通りだと思う。

しかしねぇ…とも思うのである。

 

時間に制約がある中で、隙間を縫って走り、なおかつ40歳を過ぎても尚もっと早くなりたい、フルマラソンで自己ベストを更新したい、別に若い頃陸上部でもなんでもなかったくせに、なんてことを考える人間は、ちょっとどうかしているので、こんな真っ当なことを言われても、「わかっちゃいるけど」だ。

もちろんストレッチは大事だが、老いと向き合う中では、早く走るキツイ練習、長く走るツラい練習をたくさんしなければ、フルマラソンは戦えないと思うのだ。

 

ここまでいくと、ランニングはカラダに悪い。

でも、自分に挑戦し、日々達成感を感じたり、挫折してもまたチャレンジしたり、という気持ちを忘れてしまう方が、もっとカラダに悪いんじゃないかと、小生の直感はささやく。

 

仕事だってそうだ。

オーソドックスで教科書通りの進め方はあるけれど、働き過ぎるくらい頑張ることはあるではないか。

 

本書の内容を否定するつもりはなく、運動初心者は是非手に取っていただきたいと思うのだが、正論で吸収できない思いもあるのよ、と主張してみたくなった次第。

まぁ、ご参考ということで。