人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「リピート率90%を実現させた人気ネイルサロンの作り方」 読了 〜結局差別化ってこういうこと〜

とりあえずリンク。

 

ネイルサロンに興味があるわけではなく、コンサルをする予定もないのだが、経営者の成功談を立て続けに読んでいた流れで、積読在庫から引張出してきた次第。

スモールビジネスでの勝ち筋って、結構普遍的なので、時々この手の本は読むようにしている。

 

著者は、専業主婦から一念発起してネイルサロンの経営に乗り出し、組織化・多角化も果たした方。

内容はまぁ、タイトル通りなのだが、「まずは3年後の目標を言語化しましょう」みたいな自己啓発っぽいテイストもある(悪いとは思わない)。

 

メモ的に印象に残った部分を個条書きすると、

・「ありたい姿」は、なおざりにせずちゃんと考えましょう

・こうなりたいという経営(者)を見つけ、徹底的にパクりましょう

・付き合いたくないお客さんをはっきりさせましょう

・損益や在庫はちゃんと管理しましょう

・業界の常識に囚われすぎないようにしましょう

といったところだろうか。

 

そりゃそうだよね、と思う。

著者の場合、早くから組織化を意識していたので、ビジョンが無いと人は集まってこない。

 

パクるのもある種の「素直さ」なので、これも大事でしょう、と。

付き合いたくないお客様を定義するということこそ、顧客のセグメンテーションであり、差別化なんですよね、などなど。

 

非常にライトに読める本なので、こういう「独立開業」系のビジネスに興味のある人は、是非読んでみたらと思う。

蛇足なのだが、この手の経営者の成功談系の本を読んでいて、やっぱり男女差ってあるのかなぁと感じる。

 

もちろんどちらがどうこう、というのではないのだが、なんとなく男性は「承認欲求」が根底にあり、女性は「自己実現」なのかな、なんて感じたり。

どちらも同じといえばそれまでなのだが、「自己実現」は自分が満足すればそれで完成なのに対し、「承認欲求」はキリがなく切望し続ける、みたいな感じで、経営観(キャリア観?)に反映されるような気がしなくもない。

 

ほんと余談だが。

まぁ、ご参考ということで。