人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「この社会で戦う君に『知の世界地図』をあげよう」 読了 ~国際情勢を広く知っておく~

まずはリンク。

 

池上彰氏の東工大講義シリーズは、結局コンプリートしてしまったかもしれない。

セールで案内されてしまうと、氏の著作の安定したクオリティから、どうしても手を出してしまう。

 

今回の著作は、国際情勢と、その前提となる各国の歴史について、いつも通り平易に解説されている。

講義形式なので、テーマテーマが簡潔だし、非常に読みやすい。

 

国際情勢を知ることが、すぐに仕事の役に立つのかと問われれば、それは人によるのかもしれないが、この程度の知識がないと、日々のニュースも正しく理解できないだろうし、そうなると「常識を疑われる」場面は出てくるかもしれない。

「自分は仕事以外の会話はしないし、もし常識を疑われても、仕事の成果を挙げていれば問題ない」という割り切りができる人でもなければ、他の2冊と合わせて読んでおくことをお勧めしたい。

 

 

それに、日々の仕事というのは、思わぬところで繋がりがあるもので、小生も銀行の新人研修で、アメリカ大統領選挙為替相場の関連を聞いた時は、いたく感心したものである。

もちろん、歴史や他国を知ることは、人間を知ることでもあるので、教養として有益だと思うのだけれど。

 

知識は荷物にならないのだから、どんどん吸収すればよい。

まぁ、ご参考ということで。