リンクを貼る。
勢いで本ブログで新たに「映画レビュー」というカテゴリーを設定してしまった…。
あまりレビューブログにする意図はないのだけれども。
スタートアップの経営者が何人か「面白い」と評価していて、遅ればせながら拝見した映画。
あのマクドナルドを世界的規模に押し上げた、レイ・クロックという人物を主人公に据えた物語である。
小生もあまり知らなかったのだが、ミルクシェイクマシンのセールスマンだったクロック氏が、マクドナルド兄弟が経営するハンバーガーショップに出会い、その素晴らしさに惚れ込んでビジネスに関わるようになっていく、というストーリーである。
その後の顛末は映画を見て確かめてほしい。
確かに「面白い」映画だが、見てどのような感想を抱くかは、おそらく観た人それぞれに違うはずで、そういう後味の作品である。
それにしても、昔のアメリカの営業の世界は過酷である。
フルコミッションに近い給与体系で、あの広大なアメリカをひたすらセールスして回る。
ナポレオン・ヒルとか、カーネギーなんかの自己啓発を燃料にし、いつか大きな成功を手にできると信じて日々努力する。
今も外資系の生保なんかで名残があるスタイルだが、そういうスタイルで何年も働いてきたクロック氏が、「これは」というビジネスを発見し、成功に執着していく姿は凄まじいもので、そりゃ積み重ねてきた苦労を考えれば、そうもなるかな、と思わせるところがある。
当の本人も、何より大事なことは「執念」と語っていたようで、まさにそのまま。
ビジネスの世界で成功する人物は、何らかしらサイコパスの傾向がある、という研究があるようだが、果たしてその通りなのかどうか、映画を見て考えてみてはどうだろうか(考えてもどうにもならない話かもしれないが苦笑)。
まぁ、ご参考ということで。