人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「大前研一ビジネスジャーナル総集編 2014-2018」 読了 〜パワーに圧倒される〜

まずはリンク。

 

新年一発目の読書メモ。

どんな本かと言うと、大前研一氏が定期的に刊行しているテーマ別の経営情報誌である、「ビジネスジャーナル」の総集編である。

 

ITやグローバル、社会体制などの折々のテーマを取り上げ、大前氏へのインタビュー、主催する経営者向けセミナーでの講演内容がまとまっているのだが、それの15冊分ということ。

2014年からになるので、世界情勢についてはオバマ政権後期からだったりして、時期的に古いものはもちろんあるのだが、議論そのものが古いということはない。

 

以前から氏の見解や意見には、「実現は難しいのかもしれないけど、出来たら本当に良くなるんだろうなぁ」という説得力があると感じていたが、まぁ全編そんな感じである。

クローズドなセミナーでの講演も収録されているので、「いやいやそれは言い過ぎ」「そこはちょっと違うかも」みたいな発言もあったり、定期刊行物を一気読みする格好になるので、内容の重複もあるのだが、濃い内容の本である。

 

小生は毎日新規事業ばっかり取り組んでいるので、語られる内容はもちろん知っていることも多いが、それでも3〜4割は初耳のことだったりして、さすがである。

大前さん、今年76歳ですか…バケモノ(褒め言葉)ですね、という熱量と物量である。

ja.wikipedia.org

 

新規事業を企画することになってしまったけど、やったこともないし方向性の指示もないし、はてどうしよう?というような方は、一度読んでみることをおすすめする。

きっとヒントが得られるに違いない。

 

ただし、【15冊合本版】というだけあり、膨大な長さ(読みやすいので辛くはない)なので、相応の覚悟を持って臨んでいただきたい。

新しいことにチャレンジするなら、本の15冊くらい読みましょう。

 

まぁ、ご参考ということで。