人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

まじめに頑張ればまあまあ戦える

昨日、「イノベーションのジレンマ」という本の書評をアップしたけれど、名著とは言え、果たしてどれくらいのビジネスパーソンが読んだのだろうか。

百万部は売れていないとしても、五十万部ははけたとする。

 

そのうち、学術研究目的を除き、読んでも「ちんぷんかんぷん」だった人を除き、仮に八割の心に残ったとして、四十万。

労働人口六千万人のうち、「意識高い系」上位が読んだとすれば、トップの0.7%で、「意識高い系」偏差値75である。

 

大学受験の時、偏差値75って、現実に見たことあっただろうか?

ちょっとへんな尺度だが、ビジネス書をちゃんと読んで理解するだけでも、それくらいのレベルには達しているのかもしれないのである。

 

それ以外にも、新人の頃に厳しく言われた行動規範を守る人は、年次とともに減っていくし、新人の頃と同じようにインプットし続ける人も、年々減っていく。

主観だが、四十歳過ぎて、新しい領域をガリガリインプットしている人なんて、一割居ないんじゃないだろうか。

 

偏差値75は大袈裟としても、トップ一割でも偏差値は63、なかなかだ。

粛粛とインプットするだけで、そのレベルには到達できるとするならば、仕事で成功するにあたって、「まじめにコツコツ頑張る」以上の方法は存在しないのではないだろうか?

 

ともすれば、無責任な「仕事術」が飛び交う昨今、「まじめにコツコツ頑張る」ことの重要性は、もっと評価されて良いように思う。

往往にして、もっとも単純な答えが、正しい答えであると感じている。

 

まぁ、ご参考ということで。