水曜日から本日までビックサイトで開催されていた、「第2回 AI・人工知能エキスポ」を覗いてきた。
最終日の夕方、滑り込みという感じである。
しかしそれにしても、テーマに対する関心の高さを反映して、圧巻の人出である。
「なんだ、あの企業は出ていないのか…」という印象が無いではないが、出展企業もそれなりのラインナップだし、「こんなところも出してるの?」という驚きもある。
ざっと一通り回った素直な感想としては、随分内容が拡散しているな、というもの。
と、書いておいてアレだが、昨今のブームも、汎用的なツールを使って、各プレイヤーがそれぞれ課題を設定し、それぞれのアプローチで解いているのだから、拡散して当然であろう(別に「ビッグブラザー」みたいなものがあるわけではないし)。
それでいて、既に関係者の中では、出来ること・出来ないこと、手間やコストもなんとなく見えてきていると思うので、聞く側に変な期待値もなく、出展企業が思い思いのソリューションをアピールし、それに関心のある企業とが、じっくり商談している姿が散見された。
ガートナーの2017年版のパイプサイクルでは、人工知能は「過度な期待」のピーク期にあったけれども、
https://gartner.co.jp/press/html/pr20171003-01.html
綺麗に(?)幻滅期を下って、地に足が着いてきているのかもしれない。
今後、新規事業にしても、既存事業の改善にしても、人工知能やI oTを全く考えずに検討するということはないだろうし、そんなビジネス環境から、新たなリーダー企業が生まれてきそうな予感がする。
次の盛り上がりは、多分汎用的なアプリケーションや、汎用性のある事例が出てからだと思うが、そんな未来を楽しみにしつつ、その盛り上がりをクライアントと共に作れたら、と思う次第である。
まぁ、ご参考ということで。