お陰様で社会人二十年目に突入した。
我ながらよく続いたものだ。
それはともかく、今年も企業に新人が入ってくる時期になった。
今日ウロウロした銀座も品川も帰宅路にも、それらしき人達であふれており、大変微笑ましい。
それにしても日本企業というのは、膨大な採用・育成コストを費やしてでも、新人を取り続けているのだが、それは本来、組織に変化を起こすための筈だ。
単純に退職者の補充をするのであれば、即戦力の中途で良い。
そこを敢えて新人とするのは、それによって組織にダイナミズムを期待し、新たな視点と活力、能力を活用することによって、組織の永続性を確保する仕組みに他ならない。
ダイナミズムと書いたが、それは変化であり、軋轢であり、ストレスでもあると思う。
「絶え間ない階級間闘争」といっても良いかもしれない。
とはいえ、最近は若者が少なくなっているから、闘争はどうしてもシニアに有利だ。
そこは慮ってあげないといけないと思う。
手加減も必要かもしれないし、新人が思う存分軋轢を生めるような環境整備も大事だろう。
もちろん、人として論外な新人は別として、「何のために新人を採用しているのか?」その大義を忘れずに、今年も向き合っていきたい。
といっても、小生が向き合うのは主にクライアント企業の新人さんなので、「世の中にはオモロいオッサンがいるんだなぁ」と思ってもらえ、社会人も悪くないと感じられるように頑張ります。
いずれにしても、社会人デビューおめでとうございます。
新しいビジネスをいつかどこかで一緒に作れるのを、楽しみにしております。
まぁ、ご参考ということで。