人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

ビジネスの「あるべき姿」はどんなものか

今日引用する記事はこちら。

https://www.businessinsider.jp/post-161253

 

かつて顧客と店員が親しい関係にあった、100年前の小売業を引き合いに、ワントゥーワンマーケティングのあるべき姿に、リアルな店舗を持つ(

と、わざわざ「リアルな」とつける必要があることが現代的だが)ビジネスの勝ち筋を見出そうという趣旨である。

ファンドの世界に居て思ったことだし、以前も述べたことはあるが、ダメになる会社というのは、その会社の「あるべき姿」を見失ってしまっていることが多い。

 

なぜ見失ってしまったのかは、一考の余地があることが多いが、だいたい社内政治とか慢心といった、極めてしょうもない理由であることもあるので、だとすると粛々と、かつての「あるべき姿」に回帰し、顧客に奉仕するだけで、復活することは多い。

社内政治とか慢心というのは、良く「大企業病」と言われる症状だが、最初にその言葉を使ったのは、オムロン創業者の立石一真氏だったかと記憶している。

 

立石一真氏はおそらく直感的に、その恐ろしさを理解していたのだと思う。

数多あるビジネスの、「あるべき姿」とは何なのか?

 

額に汗し、顧客に奉仕するのは、職業人として、とても清々しい在り方だと思うのだが。

自戒を込めて。

 

まぁ、ご参考ということで。