「一隅を照らす」という言葉をご存知だろうか?
天台宗が起源だそうだけれども、まぁ、「持ち場持ち場でベストを尽くせ」というのが、ものすごくざっくりした意味だと理解している。
一応関連のリンクも貼っておく。
大きな事業を仕掛けようとしている経営者なんかは、偉業を達成したのに、プライベートはボロボロ、なんていう事例も時々あったりして、「一隅を照らす」という言葉の意味をつくづく考えさせられる。
「半径50センチ」のこともままならないのに、偉大な事業とは笑わせるな、という人達もいるけれど、単純にその通りとも思わない。
細かいことがどうしても上手くないという人もいるし、偉大な事業へのチャレンジは、それはそれとして賞賛されて良いと思う部分があるから。
ただ、独りよがりになってしまうのは、偉大なチャレンジだったとしても、ちょっといただけない。
事業というのは、究極、仲間を増やすことだとも言えるからだ。
一緒に立ち上げら仲間、支援してくれるパートナー、最終的には買ってくれるお客さん、みんな「仲間」だ。
だから、身近な仲間一人作れなければ、「何が事業か?」というのは問われてしまうと思う。
たった一人でも、その事業に希望を見出し、喜びを感じる仲間を増やすことが、「一隅を照らす」と言えるとするのなら、まさに天台宗で説こうとしていることは、こういうことなのかもしれないけれど。
転職にしたって、配偶者一人仲間にできない転職活動は、上手くいかないだろうしね。
まぁ、ご参考ということで。