人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

自社の強みを見出す

最近クライアントに申し上げていることを幾つか。

企業活動では、何をするにも自社の強みを知っておいて損は無いわけだが、これがなかなか中の人が冷静に理解するのは難しい。

 

日本人の特性なのかもしれないけれど、大抵自己評価が低いので、自社の人間同士で議論していると、「何の取り柄もない最低の会社」みたいになってしまう。

いくらなんでもそんな訳は無いのだが、よくあるパターンである。

 

そういう場面でいつも申し上げているのは、「同業他社と比べてどうなのか?」という視点が一つ。

比較対象を持つことで、強い弱いをある程度冷静に議論することが出来る。

 

もう一つが、今の顧客はなぜ自社に対してお金を払ってくれているのか、ということを考えてもらうこと。

地域の小さなお店の横に、超巨大資本のお店が建ったとしても、売上がゼロになるわけではない。

 

そのままではもちろん潰れるかもしれないが、そういう状態でも、自分たちを「買ってくれる」顧客が居て、その人達は自分たちの何処に価値を感じているのか、そこを深掘りしていくのである。

単純なことなのだが、実は普段あまり意識しないことなので、折を見て是非インタビュー等、やってみて欲しい。

 

まぁ、ご参考ということで。