人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

結局何がしたいのか?

チャットで新規事業の相談を受けながら、今日のブログを書いている。

新規事業の本質的な難しさは、起案者のやりたいことと、世の中が求めていることと、会社が目指す姿とが、合致している必要があることだ。

 

このテーマの設定については、やりたいことと世の中が求めていることの、二つだけを考えればいいスタートアップよりずっと難易度が高い。

会社という変数が一つ追加されるだけで、バランスを取る難易度が一気に高くなり、バランスを取るが故に、起案者の思いが希薄化し、混乱もする。

 

グルグル考えているうちに、何がしたいのかもわからなくなっていく。

そうなった時に、しっかり向き合うべきなのは、会社が目指す姿をイチ社員として真剣に考えることだと思っている。

 

起案者のやりたいこととというのは、一見強い思いがあるようで、ちょっと壁にぶつかればグラつく程度の、浅いものでしかないことが多い。

しかし、会社が目指すべき姿というのは、真剣に働く社員であれば、一家言持っているものだし、その実現や未来の姿を担うのは自分自身なのだから、実は「自分ごと」なのだ。

 

そこを出発点にしながら、改めて自分のやりたかったことを振り返っていくと、落とし所は見えてくるのではないかと思っている。

まぁ、ご参考ということで。