別に「意識高い系」のコンテンツを書きたいわけではない。
縁あって大きな成功を収めた方々と、幸いにも触れ合う機会があり、常々思っていることを一つ。
「成功」と言っても、某ビジネス誌なんかで良くある「年収2000万円以上のビジネスパーソンは…」みたいな、個人レベルの話をしているのではない。
産業や業界にインパクトを与えるような、10年に一度や数十年に一度のレベルの「成功」を収めた人の話である。
そう言った方々は、小生の知る限り、大変謙虚で人格者であることが多い。
それがなぜなのかは、こんな風に理解している。
よく言われることだが、それほどの大きな成功は、「天地人」が揃った時に完成する。
「人の和」はともかく、「地の利」はポジショニングであり、完全に支配できるわけでも無く、ましてや「天の時」は、殆ど運に近い。
それらが揃って成功した経験を持つ彼らは、本気で「自分たちは運が良かった」と振り返るのである。
そして「人の和」の話でもあるのだが、大きな成功であればあるほど、自分一人でその高みに到達することが難しくなり、必然的に多くの人の支援の元で達成することになる。
なのでこれもまた本気で「多くの人達の支援があったからで、自分は大したことはしていない」と述べるのだ。
そんなわけで、みなさん謙虚で人格者になってしまうのではなかろうか。
とは言え、「勘違い」する「成功者」達は実際いるのだが、それはよく見ると、話題になっただけで大きなレベルの成功では全然なかったり、ちょっとした才覚を周りの人たちが担いで大騒動に仕立てたパターンだったりするのでは、と感じている。
小生ごときが、成功者の「品評」をするのもおこがましいのだが、本物は偽物と全然違うのだ、ということを申し上げたくて、つい。
まぁ、ご参考ということで。