人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

危機感を持つ

はっきり言ってしまうが、結果に直結しない、本質から離れた作業を延々続けられる日本企業は、仕事のやり方を根本的に改められれば、再び世界一を狙えるんじゃ無いかと思う。

過去に、会社がいつ潰れるか、なんていう経験をした立場からすると(それとてたかだかサラリーマンとして、でしか無いが)、まだまだ余裕があるのだなと。

 

日々勿体無いなと思うのだが、そんな組織で働く個人も、批判や対外活動にやり甲斐を見出すだけでなく、この有り余るポテンシャルを、どうやって有効活用するのか、企ててみても良いのではなかろうか。

大事な一歩は、ちゃんと危機感を持つこと。

 

単なる現状否定や不満の裏返しではなく、将来予測を元に、「健全な」危機感を持ち、有志と共有する。

そのためのアクションを、如何に密かに、着実に形にしていくか。

 

何度か言及しているが、冨山和彦氏の言葉に、「危機的な会社ほど危機感が無い」というのがある。

これは本当(経験者は語る)。

 

会社が潰れそうになっても、修羅場は来ない。

脱力感が蔓延するだけ。

 

むしろ修羅場だったらこっちも燃えるのに、ってくらいだ。

素晴らしい経営をしている会社にお話を伺うと、大成功している現状に全く満足していないし、将来のリスクとチャンスに備えて、着々といろんなことに手を打っているものである。

 

優良企業ですらそうなのだから、いま状態が良かろうが、悪かろうが、危機感を持てない会社はどのみち危機に陥る。

そして危機に陥っても、脱力したまま消えていくのだ。

 

危機感というのは、持とうとしなければ、永遠に現れないものなのである。

あの脱力感、二度と味わいたくないものである。

 

まぁ、ご参考ということで。