人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

今の時代感で仕切り直す

新しい事業の話をしているとよく出てくるのが、「かつて華やかだった何かをなんとかして復興したい」というタイプのテーマ。

考えている方の気持ちは痛いほどよくわかるし、小生も武道なんかやっているので、俄然サポートに燃えるタイプのテーマである。

 

しかしこれ、大変組み立てが難しい。

当たり前だが、衰退してきている以上、そこには「衰退の力学」が働いていて、ほとんどの場合それに抗うことは難しい。

 

そうなるともちろん、なんらかの仕掛けが必要になるのだが、その帰結は、一見同じだが別のもの、と言えるところまで至ることもあり、そういう意味でも評価が難しい場合もある(余談だが)。

仕掛けは多分二つあると思っていて、かつてのブームを支えたが年取ったユーザー向けにサービスを再構築するパターンと、事業は同じだが今伸びているユーザー向けにターゲットを再定義したパターン。

 

前者は、高齢者向け業態としてサービスを再構築し、一定の成功を収めたボーリング場がある。

後者は、(多分)共働き世帯にフォーカスして展開しているコインランドリーがある。

 

いずれも、伸びて停滞した業界だが、在り方を変えて再び成長している。

そんなような仕掛けが、とても大事だと思うのだ。

 

まぁ、ご参考ということで。