人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

転職エージェントも含めたマッチングビジネスと、自分のキャリアを何処まで第三者に預けるか、という話 その6

では、転職エージェントに、どのような「投げかけ」を行うのか?

前回の「相応しい転職者」像で考えると、 「この先ちょっとどうしたらいいのかなぁ」というところが、一番聞きたいところだろう。

 

もちろんそんな相談はケースバイケースだし、エージェントも答えを持っているとは限らないし、自分の人生なのだから、自分で決めるべき、というのが大前提なのだが。

しかしそこは相談のテクニックがあって、論点を整理して相談するのが良いと思う。

 

エージェントに相談できるのは、

・今の市場動向

・類似キャリアの年収水準

・類似キャリアの「よくあるキャリア展開」

・「転職べからず集」的な知識

 

あたりで、

逆に、エージェントに相談してもしょうがないのは、

 

・自分はどうしたいのか、という指向性

・何を善とし、何を悪とするのか、という価値観

・キャリアの問題と関係ない人生相談(意外と居る)

 

であろう。

大抵のエージェントは、人の役に立ちたいと思っているし、転職という人生の特殊な状況に寄り添うプロなので、経験豊富で殆どの相談に付き合ってくれると思うが、そこはそれ、節度を持った方が、お互いのためだろう。

 

その限りで、ご自身の望む限り、広めに相談して見て良いのだと思っている。

シリーズが長くなってしまったが、「双方代理」という論点についてだけ、コメントしておきたい。

 

続きます。