人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

制度は制度、運用は運用

新規事業提案のお手伝いをしていて、先日終わったばかりのプロジェクトで、制度や人事異動を伴えば、それで終わりという起案者の提案に対して、そりゃ運用までケアしなければ、絵に描いた餅でしょうというご指摘をさせていただく場面があった。

あたらしい事を提示すれば、一旦は完了と思われる人は意外と多くて、こちらとしては結構苦労してしまうのだが、制度や人事で事が済むなら、現状問題は起きていないはずだ。

 

大概の場合、その制度の運用がちゃんと行われていなかったり、行われているかどうかを、継続的にモニタリングする人がいなかったりすることに、そもそもの問題の真因があったりする。

これは人事制度界隈では、極めてベーシックな話題なのだが、こと事業提案、業務改革というテーマになると、運用まで思いが至らないケースはボチボチ存在する。

 

裏を返せば、運用面まで、出来うることなら撤退場面まで、考慮に入れた上で、起案をしなければ、意味のある提案にならないのだ。

当たり前の話なのだが、改めて言及して起きたい。

 

まぁ、ご参考ということで。