人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

安直な副業を推奨するつもりはないものの

最近つくづく、これからの職業人が、会社の枠組みの中でビジネスに取り組むことが、どれほどの意味があるのかな、という風に思う。

もちろん会社に所属していなければ経験できないビジネスというのはある。

 

しかしその中で前向きに評価できるのは、あくまで伸びるビジネスに携われた時のような気がしていて、横ばいであれば、出来上がった仕組みをただ回すだけで、あまり意味ある経験にならないような気がするし、衰退事業であれば寧ろ経験しないほうが幸せなんじゃないか、とも思う。

もちろん、どんな経験にも意味はあるから、一概に否定するものではないが、少なくとも社会全体が縮小傾向にある中で、会社組織に属して成功体験を味わえる機会は減っていくだろう。

 

また、小生の周りで独立している人は、大体は会社員時代に経験とネットワークを作り、在職中からサイドプロジェクトをこなしながら成功している人が多い。

で、実際そういった方々のほうが、プロとしての見識も深く、さらに良い仕事を極めていかれているように思う。

 

サイドプロジェクトで言うと、小生の最近の仮説として、イノベーションの解はサイドプロジェクトなのではないかと考えている。

業務外で、それも物理的にも精神的にも離れた環境での取り組みが、結局新しいモノを生み出すような気がしている。

 

旧態依然とした組織と向き合っている人からすれば、ある種、反旗を翻すような取り組みかもしれないが、実は労働者は業務時間外に何をしようが勝手な存在であるので、やっちゃいけないというその思い込みが、色々な障害になっているのでは。

まぁ、ご参考ということで。