人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

先陣を切れ

何かの会合で自己紹介をする、ピッチイベントでプレゼンをする…。

なんでも良いのだが、「さぁ、どなたから行きましょうか?」という場面は時々あると思う。

 

そういう場合は、大体においてトップバッターを務めたほうが、何かとお得だと思っている。

手を挙げた時点で、「おぉ…。」と思う人は一定数存在する。

 

そこで目立てば覚えられやすいので、それは後々に何かと特になる。

失敗したとしても、「トップバッターは緊張しちゃいましたね〜」という感じで甘く見てもらいやすいし、少なくとも「ナイストライ」とは評価してもらえる。

 

それにとどまらず、後に続く人達が、「ハードルを下げてくれた」と密かに感謝してくれるかもしれない。

一方で上手くやれば、素晴らしいインパクトを残せるし、今度は逆に、後に続く人達へ物凄いプレッシャーを与えることができる。

 

最初に上手くやると、それ以降の人は、最初の人のフォーマットをなぞりたくなってしまい、そうなると自ら二番煎じ三番煎じに貶めることだってある。

そうして上手くできた経験は、強い自信にも繋がっていくし。

 

なので、先陣を切るという行為は、リスクが限定的なのに、リターンが大きい戦略オプションだと思う。

日本の組織は、トップバッターを若手が勤めることが多いが、これはひょっとしたら、若手にチャンスを提供しようという配慮だったりするのかもしれないなと、ふと思う。

 

まぁ、ご参考ということで。