人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

力技がモノを言う時もある

コンサルティング、もしくはコンサルティングっぽい仕事というのは、戦略とか、戦術とか、方法論とか、どうしても「組み立て」っぽいことを考えることが多くなる。

組み立ての精度を高くして、クライアントが気持ちよく仕事ができるように、知恵を絞るのがミッションという表現だってできるので。

 

しかし時に、「策士策に溺れる」というほど賢いつもりはないのだが、「組み立て」にパワーを割きすぎて、コスト倒れ、労力過多になりそうなことがある。

マーケテイング施策を練り、ユーザー体験をデザインし、プロモーションをかけて、というものが、成果の上では、電話かけて見込み客を紹介してもらって口説くのと、あんまり変わらない、ということだってあるのだ。

 

特に最近のビジネスの流れは、「組み立て」を重視していて、ベタで単純な力技の方が、早くて安くて簡単でも、存在を忘れられやすいような気がする。

策に溺れることなく、何がもっとも最短距離で解決できるのか、というのは常に柔軟に考えておきたいものだ。

 

まぁ、ご参考ということで。