タイトルが長くて恐縮だ。
とは言え、小生も色々な人とご一緒していて、「やっぱり優秀な人はなんでもできるんだなぁ」と感心するときと、「優秀だからといって、なんでもできるわけじゃないんだね」という、矛盾する感覚を持つことが、実体験としてある。
もちろん、全ての領域で優秀な人というのは多くないとすると、前者の「優秀な人はなんでもできる」と感じるのは何故なのか、という疑問に対する答えがカギなのだろう。
思うに、一般に「優秀」とされる人は、「構造化」が得意なのではないだろうか。
※参照:http://www.atmarkit.co.jp/ait/spv/0311/29/news004.html
物事の全体像を把握し、最適化された解を提示して、実行する。
時代が変わっても、環境が変わっても、この辺りが得意だったり訓練されたりした人は、早期にパフォーマンスを発揮しやすい。
一方で、構造化が難しいテーマ、例えば「どうあるべきか」とか、「何がしたいのか」といったような、価値観に関わるようなものは、所謂「優秀な」人でも、成果を出すことが難しい。
この手のテーマは、答えが無い類の問いなので、当たり前といえば当たり前。
構造化ができるテーマに取り組んでいるのか、そうではないテーマに取り組んでいるのかの違いが、タイトルに対する小生なりの考えである。
新規事業のお手伝いなどをしていると、「何をやるか」について悩んでいるフェーズでは、優秀な人も、普通の人も、あまり変わらない。
しかし、その後のどうやってやるかという組立てや、資料に落とし込むところの生産性には、差がつくことがあると思う。
もっとも、後者については、我々や仲間が補いやすい領域なので、致命的ではないと思うのだが。
まぁ、ご参考ということで。