人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

若い人材に何を提供できるか?

今日は立て続けに、クライアントの入社1-2年目の人材とご一緒する機会があった。
最近よく言われる話だが、まぁそれはそれは優秀で。

自分自身の当時を振り返ると、お恥ずかしい限りである。
そんな方々と接する時に、常々思っていることをいくつか。

ビジネスというのは、常に環境変化が起きているので、過去の経験が必ずしも活きるとは限らない。
故に、若い意見を頭ごなしに否定するのはナンセンスだし(例え否定されるに値しても、である)、経験豊富だからと言って、良いアイデアを出さなければ、というプレッシャーを感じる必要も無いということだ。

むしろ、アイデアが潰される環境の原因の一つは、経験豊富なベテランの、良いアイデアを出さなければという思い込みもあると思っている。
ベテランが、「私の目の黒いうちは、荒いアイデアは通過させないし、それが自分の役割だ!」的な。

また、若い人は若い人で、謙虚に学びたいという意欲が強いし、失敗したらどうなるんだろう、というところを不安に思っていることが多いので、知りたいと思っていることは出し惜しみせず伝え、不安な気持ちには自信を持ってもらえるような後押しをするのが大事なんだろうと考えている。
変な言い方だが、どうぞ踏み台にしてください、という感じである。

しかしそれにしても、新人でこれだけ優秀ということは、逆に職業経験を通じて、優秀じゃなくしてしまっているのではないか、という不安がよぎる。
そうならないように、若い人材を育てていきたいものである。

まぁ、ご参考ということで。