人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

破壊的イノベーションは外からやってくる

Appleは携帯電話メーカーではなかった。

Amazonは本屋ではなかった。

 

UBERはタクシー会社ではないし、Airbnbもホテルではない。

破壊者達は常に外からやってきて、これまでの競争優位とは全く違うアプローチで切り込んでくる。

 

もちろん、同じアプローチでは破壊できないのだけれど、いずれもこれまで業界で「持つ」ことが強みとされてきた要素を、「持たない経営」を遂行することで発展してきている。

このようなアプローチは、業界の中の人間にはなかなか難しい。

 

故に、破壊者は外からやってくる。

完成されたビジネスモデル、安定した競争優位というのは、往々にして特定の環境、状況下に最適化されているとも言える。

 

その環境が継続しているうちは盤石だが、その前提が崩れた瞬間から、外からのイノベーションにひっくり返される可能性が常にある。

今日、あるクライアントとインタビューに伺い、まさにその可能性を目の当たりにして、背筋が寒くなった。

 

今ならまだ適応できるタイミングだと思うが、参入して日の浅いプレイヤーが、知らぬ間に次のスタンダードを作ろうと頑張っていて、この出会いがなければ、果たしてクライアントはどうなっていたことか…。

過去にもこのような出来事は、事実として存在していたわけだが、これまで常識だった環境が崩れている昨今、今後も色々な業界で、思わぬところからのイノベーションが、どんどん起きてくることと思う。

 

まぁ、ご参考ということで。