人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

同業他社のことを意外と知らない

小生、色々な会社、色々な業界の方々にお会いする仕事をして久しいが、時々感じることの一つが、その会社の業務を一生懸命頑張っている人でも、同業他社がどんな商品を展開しているか、あるいは業界全体がどこに向かっているかというようなテーマについては、結構無頓着だということ。

 

本来なら、ライバルがどんな商品を展開しているかを知っていなければ、戦い方は見えないはずなのに、どうも顧客と社内に向き合うのに精一杯という感じで、ライバルを気にかけるところまで手が回らないような気がする。

挙句、色々情報収集している細かい客に、商品知識で負けるという、笑えない展開にも。

 

でも、同業他社の動向に詳しい社員って、日本の会社では、ちょっと浮いている人という扱いのような気がする。

社内のことより社外のことに意識が行っている、みたいな。

 

ビジネスが戦いだとすれば、そんなのは全くおかしいんだけれど。

「敵を知り己を知れば、百選危うからず。」

 

とはいえ孫子は戦わずに勝つことを最上としたが。

まぁ、ご参考ということで。