人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

すべての仕事は手段であって目的ではない

例えば営業は売上を立てるのが仕事だが、会社というのは別に売上を立てるために存在しているわけではない。

社会に価値を提供しているから、その対価として売上が立っているというだけだ。

 

なので、営業の仕事は、実際に社会に価値を届ける「ラストワンマイル」を担うのが役割で、一連の所謂「営業活動」は、そのための手段でしかない。

そういう意味では、経理だって人事だって、研究開発や製造もみんな会社の存在価値を体現するためのイチ機能、イチ手段でしかない。

 

そんなことを考える人も、言う人もあんまり出会ったことがないのだが、小生はその様に考える。

そうでないと、真の意味で価値ある仕事を遂行することが出来ないからだ。

 

毎日仕事に没頭していると、目の前のタスクそれ自体が目的化してしまうが、すべての仕事が、必ずその上位に「取り組む目的」が存在しており、その目的にも、それを存在させる更に上位の目的があり、最終的には会社や個人の存在意義につながっていく。

ずっと上を考えて、目の前の仕事に取り組むのも難しいのだが、常に目的を意識しておかないと、達成すべきクオリティがわからなくなってしまうし、気がつくと自分自身の在り方自体も、見失ってしまうと思うのだ。

 

意外とこんな風に、目の前のことから距離をおいて考えることが、苦手な人が多いような気がする。

まぁ、ご参考ということで。