人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

定年まで働くんですか?

こんな記事があった。

 
いつまでその会社に勤めたいか、という質問を、新卒に聞いたアンケートと、二年目に同じ質問をした時のギャップのお話。
笑っちゃうくらい、「そりゃあそうだろう」な感じである。
 
一年働いて現実を知り、早くも「辞めたいモード」というのは、小生自身を振り返ってみると、よく理解できる。
それはそれとして、もう一つ気になったのは、新卒が「定年まで勤めたい」と答える傾向が増えていること。
 
メディアではよく、組織依存度が高まっている、なんていう論調で語られることが多いが、個人的には果たしてそうだろうかと思う。
40年後の未来なんて、普通わかる訳がないし、新卒が、その生涯を最初に入った会社に捧げるとコミットしたとも思えない。
 
なので、小生が想像するに、「定年まで勤めたい」と答えた人は、「(この先どうなるかわからないけど、もしそんなことが可能なんだったら)定年まで勤めたい」というのが本音なのではないだろうか?
であれば、小生も当時はそうだったし、今も機会があればそのように思っている(信じてもらえないかもしれないが)。
 
色々なキャリア相談を受けていれば、すぐわかる話だが、むしろ一定のタイミングで辞めることを想定している人の方が、実際は圧倒的に少ない。
「定年まで勤めたい」と答える人が増えているというのは、カッコで括った、「この先どうなるかわからないけど」と思っている人が増えている、すなわち社会の不確実性が増している、ということの裏返しなのではないかと思う次第。
 
如何だろうか?
まぁ、ご参考ということで