人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

人工知能で無くなる仕事

最近よく話題になる本テーマ、結論から言えば、そりゃあるだろう、という風に思う。
然し乍ら、この手の話というのは、ある日突然劇的な変化が起きるわけでは無い。

明日になって突然、「あなたの仕事は全て人工知能に置き換わります」なんて言われることはなくて、変化というのはその兆候も含め、時間をかけて起きていて、ある日気がついたら、様変わりしていて愕然とする、ということが殆どだ。
「ゆでガエル」なんて言葉があるけれど、寧ろ変化が気づかないほど緩やかだから、対処が難しいのでは無いだろうか。

また、テクノロジーの進化で仕事が消滅したけれど、それで路頭に迷って死んでしまった、という(極端な)話も聞いたことが無いので、やはり「突然死」を心配する必要は無いのだとも思う。
問題は、変化が緩やかかつ連続的に起きていく中で、どのタイミングで環境を変えるか、ということで、損得や仕事の楽しさが、大きく違ってしまうということだろう。

相場の格言で、「見切り千両」なんていうのもあるから、タイミングを見極めるのは至難の技だと思うが、先ず、自分の仕事が長期的に存続できるのか、という疑問を持つところが出発点として、その次に、では賞味期限は何年で、その時自分は何歳なのか、家族はどうか、そのあたりを熟慮すると、色々見えてくるのではないかと思う。
ちょっと簡単だが、まぁ、ご参考ということで。