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人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「プロ経営者」の時代がどうとかこうとか

昨日はベネッセの原田氏退任のニュースが出て、こんな記事が出たわけだ。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ11IA9_R10C16A5000000/

 

経済誌ってホント上っ面なことを平気で書いたりするなと思ったりするわけだが。

プロ経営者の人事には、必ず採用した人間と、クビにする人間が、裏側に居る。

 

株主→指名委員会なんていうアメリカ流のガバナンスを徹底しているケースは殆ど無いと思うが、トップ人事のパターンの一つはそれと、ファンドや政財界の主導(JAL×稲盛和夫氏など)のパターン、後は今回の原田氏もそうであるが、オーナーや絶対権力者が決めたパターンで、ほぼ全てだと思う。

日本のプロ経営者の採用は、この10年で大分多くなったと思うが、オーナー企業でオーナーが採用したパターンが主流ではないであろうか。

 

それがイケないと言うつもりは全然ない。

オーナーは、トップ人事なんていう、不確実性が高い上に責任重大な判断ができる、数少ない立場の人だし、小生も色々なオーナーとビジネスをご一緒してきた。

 

 問題は、欧米流のプロ経営者が求められるところは、つまるところ「企業価値の極大化」であるわけだが(どのくらいの期間で実現するかは考え方が分かれる)、オーナーと握った場合は、それだけではないということだ。

経済合理性とは別のところに、「大事なポイント」がある場合も考えられ、日本の雇われ経営者は、そこをちゃんと見極めた振る舞いが求められるということだ。

 

冒頭の原田氏の事例に戻れば、業績悪化の原因となった、個人情報の漏洩は彼の責任ではないし、その逆風の中でのリカバリーを、在任期間2年の中で実現せよと言われても、仮に日本一優秀な経営者を連れてきたとしても、難しい結果になったに違いない。

そういう意味では、業績悪化を理由とした退任は極めて不当な扱いであるから、きっとそれ以外の何かがあったんだろうと邪推する。

 

原田氏もアメリカ流のプロ経営者だろうから、2年で別れて案外すっきりしているのかもしれないが。

いずれにせよ、プロ経営者などと言っても、極めて人間臭い世界の話だと思うのだ。

 

まぁ、ご参考ということで。