人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

自分の客観的な評価を知らないと、変な話に引っかかる

単純だが怖い話を。
長く転職マーケットにいれば、どんな会社がどんな経歴、能力の人材を好むのかというのは、ほぼわかってくる。

業界の人間からすれば当たり前だが、あまり転職の経験が無いと、ご存知ない方が殆どである。
それでどうなるかというと、「まさか自分の経歴で、そんなカッコ良い肩書き、上位ポジションで雇ってもらえる機会があるなんて!」と意気揚々と入社してみたら、会社はボロボロ、仕事も聞いていた話と全然違っていて、条件も後から改悪される、なんていうことがあったりするのだ。

本人がご存知ないのは、ある意味仕方ないとして、エージェントでもよくわかっていない人に遭遇することがあるから要注意。
小生は上記のように酷い目にはあっていないが、自身が数年前に転職した際に、あるエージェントから、業界では世界的に有名な人事コンサルの求人を受けるよう、強く説得されたことがある。

小生は「いや絶対無理だと思いますよ」と言いはしたものの、そのエージェントなりの見立てがあり、もしかしたらお眼鏡に叶うかもしれないので、応募だけはした。
その後エージェントから、「志望動機のエッセイを提出せよ」言われ、なんじゃそりゃと思いつつ提出したものの、やっぱり書類選考で不採用となった。

正直「アホか?」という印象ではあったが、当時のエージェントは、彼なりに広く可能性を探ってくれたんだと思う。
さて、この程度であれば、笑い話で済むけれど、残念ながら「コンサルタント」「経営幹部」と名がつく案件には、実態をよく見極めないといけない話がある。

見極めると言っても話は単純で、どんな経歴の人が入社し、活躍しているのか、エージェントなり、人事なりに確認することである。
そこでの情報が薄かったり、はぐらかされている印象があれば、危険な兆候と言って良いのでは無いか。

まぁ、ご参考ということで。