人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

上海出張所感

先週後半、ブログをお休みさせていただいたが、中国は上海に出張させていただいた故。

個人的には四年ぶりの上海であった。
 
治安も良く、活気もあり、小生としては大好きなエリアであるが、折角の機会なので少し現地情報などを。
現地の日本人駐在員の方々ともお話ししたが、なんせ日本人が10万人も居るというエリアなので、日本人同士でつるみ、三食日本食、というのも可能な状況で、日本人駐在員をターゲットにしたビジネスもしっかりと存在する。
 
とはいえ、駐在員の数は減少傾向にあるようだ。
まぁ、とにかく伸びるマーケットに誰でも彼でも進出というフェーズから、少し落ち着いて「安定飛行」に移ったイメージだろう。
 
お会いした方の一人が所属する組織では、海外駐在先として上海かシンガポールの二択になっていて、組織内では圧倒的にシンガポールが人気とのこと。
わからないでは無いが、現実はシンガポールは急激に物価が上がり(海外赴任手当は同じ!)、一年中暑いのも凌ぎにくく、そして実は日本から遠い、という観点から、その方は上海で良かったと満足されていたようである。
 
駐在員のキャリアという意味で、良くあるのは、2回くらいの海外赴任経験を経て、その会社の海外要員としてその後も各地を巡っていくパターン。
もう一つあるのは、長くなったエリアに舞い戻っていき、特定エリアの専門家として深めていくパターン。
 
いずれもその会社の状況や、海外要員の潤沢さ、人事のローテーションについての考え方などによって変わってくると思うのだが、上海について言うと、日本人の人気があまり無いからなのか、任期が長くなったり、舞い戻ったり、というケースは多いようだ。
数が減少傾向なので、日本人駐在員の転職機会という意味では減りつつあるかもしれないが、国内消費は堅調なので、引き続きウォッチしていれば、何か面白い話は出てくるかもしれない。
 
まぁ、ご参考ということで。