人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

自己の成長を認識する

以前も申し上げたかもしれないが、小生は合気道に二十数年取り組んできていて、その中での研鑽というのも人生のテーマだったりする。
個人的に心がけていることは、日々の稽古の記録をつけていくことと、ただつけるだけではなく、何ができて、何ができなかったかを振り返ることだ。

芸事なので、できないこと、満足いかないことのほうが多いのだが、できないことばかりに意識が行き過ぎると、ある種の思考停止に陥ってしまって、進歩のスピードが遅くなってしまうような気がしている。
大事なのは、できたことををきっちり確認し、必ず違うシチュエーションでも再現できるようにすること。

そうやってレベルを上げてきたつもりである。
一昨日、キャリアの棚卸の話題を書いたけれども、キャリアについても、上手くいったことを整理して考えるのが良いのではないかと思う。

もちろん失敗から学ぶことも多いのだが、ビジネスパーソンとして求められるのはやはり成功体験であるし、転職者に求められるのは、それを新しい環境で実行する「再現性」でもある。
置かれていた状況で、どのような課題があるかを「発見」し、その課題を「分析」し、解決策を「検討」し、確実に「実行」する。

ビジネスパーソンの成功体験は、上記一連のプロセスの全体もしくはいずれかに過ぎない。
それらを整理し、その経験を通じて、どのように成長したのか、それを伝えることができれば、より多くの機会が待っていることだと考える。

まぁ、ご参考ということで。