人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

人の心とテクノロジーと

昨今のテクノロジーの進展がもたらした恩恵というのは、非常に大きい。
使いこなせる人間とそうで無い人間とでは、大きな差がついてしまう、という側面もあるけれど。

転職の場面で言えば、小生がこの世界に入った頃は、もう携帯電話に電子ファイル形式の履歴書・職務経歴書がスタンダードだったけれど、電子メールで連絡を入れても、それは自宅PCのアドレスで、読んでもらうよう携帯に連絡を入れることもあったし、案件のご案内を入れる時は、週末じっくり読んでいただけるように、金曜の夜にまとめて送ったりしていた。
しかし最近では、結構な割合の方がスマホでメールも添付ファイルもご覧になっているので、タイムラグはほとんどなくなっている。

親しくさせていただいていれば、SNSでつながったりもするので、メッセンジャー形式になるともっと素早い。
SNSといえば、つながっていれば、お互いの理解も深くなるので、良いご紹介につながったりすることだってある。

良いことづくめのようでもあるが、転職にあたって忘れてはならないのが、人間心理だと、最近改めて感じている。
SNSのつながりで、心理的な距離が近づいて、というのもあるけれど、シンプルに言えば、転職活動というのは「(お互いに)一緒に働きたいと思えるか」という要素が、現実的にとても大きいからだ。

いろいろな方法論はあるものの、相手の気持ちと自分の気持ちに向き合わなければ、結局のところ、ご縁を作ることなどできない。
便利さの恩恵にあずかり、いろいろな事がサクサク進むようになった時代だからこそ、人の心を大事にしたいものである。

まぁ、ご参考ということで。