人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

希望条件の整理

転職を考える際、希望条件としてシンプルに整理すると、年収と仕事内容であろう。
転職のプロセスが進んでいくと、何処かのタイミングで、エージェントか企業からか、明確な「答え」を求められるので、はっきりさせておく必要がある。

なぜはっきりさせておく必要があるかというと、この手の交渉は、交渉ポイントが多岐にわたり、それぞれの重み付けが異なるので、駆け引きしすぎると双方に混乱を招いて話が流れてしまう恐れがあるからだ。
なので、シンプルさを追求するなら、「こういう仕事で、この年収なら入社したい」と伝え、それを企業が受け入れられるか、そうでなければ何処が交渉点になるのか、というステップになると、混乱しにくいように感じている。

さて、それはそれとして年収の話だが、「この年収なら」という部分を、金額だけで整理してしまうと、後々誤解を招きやすい。
額面の年収の他に、住宅補助、退職金、企業年金、各種福利厚生ポイントなどは当然整理した上で、求める金額を考えるべきだが、年収換算で同額でも、それを12分割するのか、14分割するのかでは、月額の手取りが大きく変わるので、受け取り方についても考慮したい。

もちろん、12分割の会社から、14分割の会社に転職する際に、月額が下がらないように年収全体を上げてもらうという交渉は極めて難しいのだが、過去特別に12分割で対応した会社も小生の経験上はあったので、その辺の細かい要望まで、うまくコミュニケーションが取れると、落とし所が見出しやすい(言ってみるものである)。
仕事の内容の希望をどう伝えるのか、ということに関しては、これはこれで奥が深いので、またの機会に改めたい。

まぁ、ご参考ということで。