人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

自分に合った会社に出会うという感覚。

今日は久しく転職活動を続けていた方から、やっと決まったというご連絡をいただいた、大変嬉しい日。
数カ月にわたり、なかなか厳しい転職活動をされ、その間、あれやこれや、できる限りアドバイスをさせていただいたが、結果的にはご自身で開拓されたご縁の中で、意思決定をされたようだ。

転職のご相談の場面では、若輩ながら僭越な形で意見させていただくことが多く、それも「如何に書類選考や面接をクリアするか」「どの様に有利な条件で交渉をするか」という観点でのお話になりがちである。
しかし、何より大事なのは、「自分に合った会社に出会う」ということ。

その方が色々な会社を受け続け、ご縁がなかったり、内定を頂いても厳しい条件だったり、という中で、今回意思決定をされた会社のお話をお聞きすると、「なるほど、その会社であれば、ご経験を高く評価してくれるはずだし、海のものとも山のものともつかない会社でもないし、そりゃ上手く決まるはずだ」という内容なのであった。
そういう会社をご紹介できなかった自分の至らなさ、ではあるが、本来転職活動というのは、自分自身のことを、最も高く評価してくれる(=自分に合った)会社に出会う、という観点ですべきなんだろうと思う。

色々な会社を受けていけば、高い評価を受けたり、そうじゃなかったりということは当然あって、人間なので都度都度一喜一憂してしまうが、そもそも人間の評価というのは、極めて相対的なもの。
例え良い結果が出ない期間が続いたとしても、それは自分を高く評価してくれる会社に出会えていないだけで、如何に評価してくれる会社に出会うか、如何にそのための努力を続けるのか、そんな前向きなスタンスが、転職活動の中では大事なのだと、久し振りに思い出させていただいた。

是非新天地でご活躍されることを、心から祈っている。
まぁ、ご参考ということで。