人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

転職旅行に行きましょう。

転職の際、新しい会社に入るまでのまとまった時間に旅行に行くのを、密かに(?)「転職旅行」という。
密かな成長マーケットで、この記事によれば、1200億円規模とも。

小生の個人的な経験としても、過去大体何処かに行っているが、とても良いものである。

なんだかんだで日本人は、通常勤務している間に、長期の休暇を取ることは無い(できない)。
また、新しい会社も、実際のルールとして、どんな形で休暇が取れるかわからないし、取れるのだとしても、新参者の立場では、仕事と会社に対する忠誠を示す為に休みたくないと思ってしまいがち(もちろんグローバルにはおかしい感覚だが)。

そう思うと、転職のタイミングというのは、二週間以上の休みが取れる、千載一遇のチャンスかもしれないのだ(そんな人生もちょっと寂しいが…)。
なので、転職旅行は、自身に対する慰労と、気持ちの切り替え、新しい環境で取れないかもしれない休暇の前倒し取得、という観点から、積極的に狙っていきたい。

真面目な方からは、不穏当であるとご指摘があるかもしれないが、しかしながら転職旅行には、もう一つ、周りの方々への慰労と、報告と支援依頼、同じく前倒しの家族サービス、という意味合いもあると思っている。
周囲の家族は、当人が転職するにあたって揺れた心の動きを間近に感じ、とても不安な思いをしたはずだから、ちゃんとケアをし、新しい環境での引き続きの支援をお願いする。

また、親世代は、転職に対してまだまだネガティブな感覚を持っていることが多いので、実家に帰るなどして、今回なぜ転職するに至ったのか、新しい環境で何を目指すのか、自分の言葉できっちり説明をする。
そうすれば、そこは親子なので、ちゃんと理解してもらえるはずだ。

小生の諸々の経験上、転職後の成功は、職場での活躍のみならず、その後の家族の支援によるものが、とても大きいと思っている。
多少苦しくても、家族が応援してくれれば、結構踏ん張れるものだし、逆に仕事の調子が良くても、家族が納得していないと、思わぬところで不満が露呈したりするものだ(意味深)。

なので、タイトルのお気楽さとは裏腹に、あなたのためじゃなく、あなたを支える人の為にも、転職旅行には行ったほうがいいよ、というそんなお話。
まぁ、ご参考ということで。