人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

意志あるところに機会は顕れる。

今日は長きにわたってお世話になった先輩と、いつもお世話になっている若い友人とのやりとりをしていて。
新たな機会を模索し、いろいろな出会いをそれぞれ繰り広げ、そのお手伝いを小生がしたりしなかったりというわけだが。

つくづく新しい縁を切り開くに当たって、本当に大事なのは、本人の意志であるということ。
マーケットに合わせて、あれやこれや、それらしいキャリアビジョンを繕ったり、自分の経歴の見え方に修正をかけるのも、ある程度は必要だとは思うが、最後の最後は、本人が結局何をやりたいのか、どんな人生を全うしたいのか、生きた証として何を残したいのか、その気持ちが大事だと思った次第。

これだけ成熟した社会で、強豪ひしめくこの世の中で、これと言った明確なビジョンを持った企業は、はっきり言って少数派だと思う。
進むべき道を決めかねていて、その方向感を定める一助として、外部から採用した人材の目線を参照したい、という気持ちは、採用企業の中には、少なからず存在する本音ではないだろうか。

だからこそ、転職を考える人材側が、意志あるビジョンを明示することで、それに対する企業との化学反応が起き、双方がそれまで全く考えていなかった、新しい荒野に向かって切り出していく、という展開が可能だと考えているし、実際そのような場面を何度となく見てきた。
それはエージェントとしては、とてもとても気持ちの良い場面である。

いち職業人として、自身の将来を案じている中で、「これは」という未来、意志を見出していくことは、なかなかに難しいことかもしれない。
しかし一方で、上記のように、個人の意志をそのまま吸い上げて取り組んでいく事例というのは、枚挙に暇が無いないほど存在するので、是非ご自身の成功のためにも、「これは」という方向性、およびそれに向けた情熱の拠り所を見出していただきたい。

そうなれば自ずと、その情熱を実現する協力者、機会が訪れるはずである。
まぁ。ご参考ということで。