人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

仕事における成功の諸条件

今の会社に残るのか、新たな会社にチャレンジするのか。
この辺りは時として大変難しい判断を強いられる。

言い換えれば、今の環境の方が仕事で成功できるのか、新しい環境の方が成功できるのか、その辺を見極めなければならない。
その為の判断軸は、もちろん書ききれないほどたくさんあるが、今日申し上げたいのは、「社内における信頼の蓄積」という話。

古今東西、企業と言うのは人の集まりであり、組織で仕事をする以上、中の人間関係、信頼関係はとても重要である。
それが進展していくと大体、「何を言ったか」ではなく、「誰が言ったか」で物が決まっていくことになる。

これは是非の問題ではなくて、実際にそうなってしまうことが多いということなのだが、仕事をうまく進めよう、それも大きな仕事を成功させようとなれば、「誰が」というのはとても重要だ。
そうなると、その人の会社における「信頼の蓄積」が決定的なポイントになる。

さて、仕事ができる人というのは、社内で「信頼の蓄積」もある一方で、嫉妬の対象になったり、思いもかけない形で敵を作ってしまうこともある。
また、そこまででは無いにせよ、社内でのいろいろな事件を経て、一定の評価、ポジションが固まってしまうこともある。

そういう、社内でのポジショニングが固まってしまうと、それを変えていくのは、結構時間がかかり、多大なパワーを要するのも事実。
そういう意味では、冒頭の問いを、今のポジショニングでは、大きな仕事は出来なくなってしまったので、時間をかけてポジショニングを変えていくのか、あるいは社外でポジショニングをゼロリセットして、大きな仕事にチャレンジする機会を得るのか、という風に言い換えることができると思う。

もちろん、ちょっと「バツがついた」からといって、安直に転職をすべきではないと思うが、ポジションが固まってしまって苦しい思いをされている人の相談も、小生としてはたくさん受けてきたので、今のポジショニングで今後大きな仕事ができるのか、あるいは新しい環境でゼロリセットの方が可能性があるのか、ということについては、結構真面目に比較検討して良いのではないかと思う。
もちろん、新たな環境でのチャレンジには、相応のリスクがあるのだ、という事を踏まえた上でね。

まぁ、ご参考ということで。