人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

景気の変動は要警戒。

小生は時々、異業種が人材紹介業に参入する際に、なぜかご相談を受けることがあるのだが、異業種の方からすると、とても高いフィーが取れる業界のように思われるようだ。
そんな時に、毎度申し上げるのは、「この業界は実際の景気変動より、もっと激しく短周期で動くような気がしているので、取れる時に高いフィーを取っておくくらいの動きをしないと、成り立たないのだと思います」ということだ。

中途採用というのは、どんな状況でも絶対に採用しなければならないシーンというのは、そう多くはない。
ちょっと先行きが怪しくなると、「とりあえず様子を見るか」という感じで採用がストップして、景気が良くなりだしても、「もう少し周りの様子を見ながら…」みたいな感じでのんびり採用が再開する。

これを一言で称して、「(窓口が)早く閉じて遅く開く」と申し上げている。
さてさて、最近株価の変動が激しい。

ここ数日の株価の乱高下で、景気の見通しが変わったとは申し上げ難いが、経営サイドの「警戒レベル」は一段上がったのはないだろうか。
もう一つ二つ、景況感にネガティブな事象が続くと、あっという間に採用マーケットに影響は出るだろう。

影響が出てくると、書類選考のハードルが上がったり、面接の日程調整に時間がかかったり、面接日程が決まったとしても先になったり、内定が出ても条件が渋くなったり、という感じになる。
そんな展開になったからといって、個人のレベルで何か出来るわけではないが、転職のプロセスは少し早めるという判断があっても良いと思う。

あくまで個人的な「相場判断」なので、自己責任でお願いしたいが。
まぁ、ご参考ということで。